のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

予言

2010-08-12 | KA
 このところ、フルートを最後に上手く投げ上げることができずにいましたが、それは本番だけで、私の感覚として上手く投げられていないのが分かるほどのことでした。しかし、今日はトレーニングルームでの練習でも上手くいかないので、いよいよ大きな失敗になるかもしれないと思い、何度もそこを練習しました。練習しながら、原因も掴めずに居ましたが、もしかすると身体のリズムや感覚が最近悪く、それが始まった頃からこれも狂い始めたのかもしれないと思ったり、また、関節のどこかが微妙にずれ始めているのかもしれないと考えました。ともかく、上手くいかないのです。
 キャプティビティの前、双子の男の子役のシェリーに、「多分あなたに影響があることはないと思うけれど、感覚が少しおかしいから、何か変なことがあるかもしれない。」と伝えておきました。でも、舞台に立つと大丈夫でした。身体も元気で、もしかすると元気過ぎて強く踊り過ぎるかもしれないから、優しく舞うようにしなさいということかもしれないと思い、そうするように心掛けました。すると、あの心配は何だったのかと思うほど、とても良い感じで舞えました。私が自分のことに集中し過ぎていたのにかかわらず、本番前には仲間が普通に声を掛けてくれて、知らぬ間にエネルギーを頂いていたのかもしれないと思い、感謝しました。このまま最後までいけばいいと思いながら、最後にフルートを投げ上げると…。そこで緊張していたわけでもなく、普通に投げ上げて上手くいかなかったので、これはきっと骨の並びが悪いのかもしれないと思うほどでした。
 本番に上手くいかない日がもうすぐすぐ来るであろうとは分かっていましたし、今日の練習で、それが今日であることもなんとなく分かっていました。感覚が悪いのを感じるのは、ある意味、感覚が良いのかもしれないなどと思い、少し笑いました。予言が出来るなら、対処も出来たらいいのに…。
 二回目のショーの前にも練習をしましたが、やはり原因は掴めず、そのまま出て行かなくてはなりませんでした。影絵で横にいらした方が、何か聞き慣れない言葉を話していました。何語だろうかと思っていると、反対の方からは日本語が聞こえてきました。日本人のお客様がいらしていることが、良い緊張になることを願いました。
 一回目も、咳き込んだのですが、二回目はもっと咳き込んでしまいました。残念ながら、要らぬものが復活。そして、スランプも復活するのかしらと思ったり。でも、二回目はとりあえず何とかなるように投げられました。しかしながら、“上手く”は、やはり投げられないのです。
 素敵なカップを頂きました。彼女は一回目をご覧になっていたのかしら、それとも二回目かしら、と気になってしまう日でした。
 チャリティーショーの為の振付、たったの17秒がなかなか浮かびません。本番まで、もう一か月を切ってしまったので、焦ります。結局、爪が剥がれて帰ることになりました。この痛みは久しぶり。振付は、今週中に固めたいです。