のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

“こんな町”を去ることにした彼

2010-08-24 | KA
 風がほとんどなく、洗濯物もゆらりともしませんでした。空にはいろいろな形の雲が浮かんでいて、楽しい感じ。

 「この人が居なかったら、私はショーを続けていられただろうか。そして、もしいなくなったら、私はショーを続けていけるのだろうか。」時々そう考えることがあります。私は人とあまり話をしませんが、その人とは良く話をします。しかし、その人がKAを辞めることが分かりました。トレーニングルームでストレッチをしていると、涙があふれてきて、全然止まりません。このままではショーどころか練習もできないと思い、その人の所に行きました。そして、彼の腕の中でたくさんたくさん泣きました。「こんな町」と言っていた彼が、“こんな町”にこれだけ長く居たという方が、考えてみれば不思議なのかもしれません。助けてくれる人が去っていく時、私はいつも、「この人の助けがなくても、あなたはもう平気になったのだよ。」と言われてると思うことにしているのですが、どう考えても、彼がここから居なくなることに、私はまだ心の準備が出来ていません。あと3カ月で、気持ちを整えていかないといけません。神様は、また私を強くして下さる…。
 たくさん泣いたので、目が腫れて重い感じがしましたが、身体の動きが良いのが救いでした。今日は頑張らず、良い身体の動きに任せてしまおうと、そして、彼が心配しないように、無事に舞台を務めようと思いました。
 ショーが終わり、いつものようにチャリティショーの為の練習をしていると、ジャンニンが南アフリカからいらしたというお友達と共に来ました。「観ていいかしら。」と言って一曲通すのを最後まで観てくれました。そして、もう一曲通しをしようと思って曲を掛けたところにゲイルがお友達とやって来て、「やってくれるの?」と。そのまま踊りました。今日は思いがけず二回もお客様の前で踊れることになり、良い練習になりました。