のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

気付かれた私、気付かない私

2009-12-03 | 日記
 年末年始、“ホリデイ”の為の撮影がありました。ミラクルモールの外で、その映像を流すそうです。撮影がある時は、きれいに整っている衣装を身につけるように、いつも用意して下さいます。そしてカツラも撮影用があるのですが今日のそのカツラ、「これでいいの?」というスタイリングでした。
 撮影は、父のところへ近づいて弓をプレゼントするというシーンを。数分のうちに終了しました。
 二回目のショーのほんの始まりで、何をしたということでもない時に、脚の付け根がおかしくなりました。そのため、気にしながらの演技になってしまいました。それでも、それほどひどくはなかったので、ショーが終わると大丈夫と思い、注意をしないで衣装を脱いでしまいました。そして、歩けないくらい、脚の付け根がおかしくなってしまいました。
 着替えると、脚を引きずりながらトレーニングルームへ向かいました。行く途中、フィジオの人に見つかってしまい、彼女はトレーニングルームへ来ました。「脚をひどく引きずっていたけれど、大丈夫?」私は大丈夫ではなかったのですが、「大丈夫です。」と言いました。彼女は、私がフィジオの予約を明日に入れていたのを確認してから来たようで、「それでは、明日診ればいいわね。」と言って去って行きました。良かったというのか、悪かったというのか…。私がフィジオの人だったら、その場で診ていただろうなと思うと同時に、診て頂いていたら、確実に明日はアウトとなっていたことだろうと思うと、何も診ずに彼女が帰って行き、有難いと思いました。
 最近の脚の付け根は、痛みこそ軽減していますが、おかしくなった時に自分でいい位置にすぐに戻せず、なかなか治らないので困ります。そこをなんとかいい位置にもっていこうと試みていると、時間が相当掛かりました。
 脚を引きずって歩いていたのを見ていた友人が、車で迎えに来てくれました。自転車のサドルを持とうとするので、「それ、そこ持つと抜けるから…。」と慌てて言うと、なんだか変な風に私を見ます。私は、サドルが盗まれてから、古い自転車のサドルを、サイズが合わないのにビニールテープを巻いて使っていて、乗っているとぐるぐる回ってしまうことなど、あまり言いたくなかったので、口ごもりながらもう一度説明をすると、「本当に気付いていなかったの。」とちょっと怒ったよう。「それ、直してあげたんだけど。」
 私は、全く気付いていませんでした。さらには、「直す都合上、高さも少し高くなってしまったんだけど…。本当に気付かなかったの?いつも何でも良く気付くのに。」とまで言われてしまい、私はもう、笑うしかありませんでした。自転車で帰れないことはなかったのですが、友人が迎えに来てくれたお蔭で、たくさん笑って、氷点下の日にも温かくなり、ちょっと気分が晴れました。