自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

5月10日

2011-05-10 | Weblog
GWが終わりまして、次の祝祭日は7月20日。あと71日ございます。気が遠くなるね。やっぱり6月に自分探しに行くしかないな。どこ行こうかなぁ。バイクで行けるのは兵庫辺りが限界かなぁ。それ以西は公共交通機関だな。電車でバイクと一緒に移動できればいいのになぁ。陸送で送ったり、フェリーで行くと時間がかかるんだよなぁ。


と、既にこれからのことを考えてはおりますが、GWにもいろいろありましたよ。大雑把に昨日まとめたとおりですが、知人の結婚式がありました。

結婚式自体は今年に入って早い段階で決まっていたので、特に問題ございませんよ。式が近づくにつれ、テンションの下がる新郎はどうかと思いましたが。お前がマリッジブルーかよ!そういうのは新婦がなるんじゃないのかよ!と思いつつ、結婚って大変なんだなぁと思いました。余興を頼まれたのですが、なかなか意見が出なくてどうしたもんかと悩みもしましたよ。それでも知り合いの笑顔のため、色々頑張っていたのですよ。

で、結婚式の8日前かな。その知人からメールが入りまして。『マスターグレード(プラモデル)で冬みかんと二次会の司会を引き受けてはくれまいか』はぁ?何を言っているんだコイツは。お前、二次会はこっちで用意するから大丈夫って言っていたじゃないか。それも1ヶ月くらい前に。今更過ぎてジ・O(12,000円)でも引き受けたくないぞ。『マスターグレードなんぞいらん』と返信したところ、『じゃあハイグレードで』と帰ってきましたよ。ランクが下がってるじゃん!そっちがその気なら、ハイグレードGP03デンドロビウム(29,800円)を請求するぞこのヤロー。そもそも、作っていないプラモが4箱(5体)残っているから、プラモでは動かないって言っているんですけどね。そうは言っても知人の一生に(たぶん)一度の晴れ舞台ですから、司会くらいは引き受けてやるさ。で、二次会はどんな流れなの?『全然決まってない。あ、ビンゴやる』うん、それは司会ではなくて幹事と呼ぶのではないかな。まったく、冬みかんがホイホイ引き受けるから。人が良すぎるぞ!

ビンゴの景品すら手配していない状況に目まいを覚えつつ、ザックリとした流れは決まっていたので、それを元に冬みかんと小ネタの相談。式まであと一週間、打ち合わせや準備は4月23、24日の2日しかありません。しかも打ち合わせは多摩地区で行うわけで、我が家から片道1時間半かかるのよ。さらに前日は飲み会で終電確定、当日は朝に佐川急便の集荷と言うハードスケジュール。本当はお昼ご飯を食べつつ打ち合わせをしたいところだけど、余裕を見て15時からにしていただきました。17時から別の飲み会があるっていうのに、2時間でなんとかなるのかねー。

無事に終電で帰宅してバタンキュー。翌朝、8時に起きて佐川が来たらすぐに出られるように準備を整えて待機。待てど暮らせど佐川は来ない。11時、流石にやばいんじゃないか…いや、でもSSDの配送のときは午前中って言って11時45分に持ってきたから油断ならんぞ。11時半になって、携帯に着信。佐川のおじさんからでした。『あー、すみませんねぇ、午前中の集荷は難しそうですわ』もうさぁ、なんでこの時間なわけ?もう少し早くわからなかったの?配送していて気づかないもんなの?佐川で痛い目に合うのはこれで3回目です。もう佐川は使わない。クロネコのほうがずっといいわ。打ち合わせの後は飲み会なので、バイクで直接行くことはできません。一度実家に行って、お昼ご飯を食べて、バスで打ち合わせ場所へ。まーしかしバス来ねえなぁ。途中で式の余興で使うものを買ったりして、見事に遅刻。そして相変わらずのアレックス君の逆ギレ。誠に申し訳なく思いますが、突然幹事に任命されたイライラも理解してくれると嬉しいです。

即席にしてはそれなりに自信のある小ネタ用意し、知人の同僚Mさんまで巻き込んで打ち合わせ。意外と順調に決まったよ。私が『その場の雰囲気で何とかする』しか考えていなかっただけかもしれませんが。トークが思いのほか盛り上がって、飲み会に遅刻したのはご愛嬌。

そんなこんなで結婚式当日。前夜に知人から『緊張して眠れない』というメールが来ておりましたが、その時間私は爆睡しておりましたよ。出席者を片っ端から写真に収めるために、受付開始と同時に会場入りしたかったのですが、招待状には『10時半までにお越しください』と書いてあり、何時から受付が始まるのかわからない。新郎に聞いても『招待状を見てくれ』と言われ、しつこく聞いたら『10時半から受付開始だよ』とキレ気味に教えて頂きました。余裕を持って10時10分ごろに会場に着いたら、既に受付が始まっておりましたよ。オレは新郎を許さない。

会場に一番乗りしていれば、受付で待ち伏せて、来た人から順に写真を撮らせてもらえば良かったのですが、既に会場に来ている方も居るので、誰を撮ったかを忘れないようにしないといけない。まったく、全部新郎のせいだな!キャバクラで培ったコミュニケーション能力を最大限に発揮して、写真を撮るよ。ヤツ等の会社の役員に声をかけるとか、無謀もいいところだよ。さらに可愛い子に声をかけるとか、もはや罰ゲームだよ。緊張しまくって口の中カラッカラだよ。全部新郎のせいだな!なんて文句を言っているけど、高い金出して買ったデジイチが役に立ったのでご機嫌なんだけどね。数分後には、Mさんの持っているゴツいデジイチに敗北を味わうんだけどね。

ここでアレックス君は勘違いを始めましてね。知人の結婚を祝うというよりは、カメラマンとして参加しているんじゃないかと思い始めまして。まーとにかく写真を撮りまくる。祝えよ。

いざ式が始まり、新郎が入場。ビックリするくらい緊張してんの、コイツ。超笑える。一方の新婦は笑顔で入場。普通逆じゃね?写真に熱中しすぎて最後列での参加になってしまったため、新郎新婦が遠い。しまったな、望遠レンズを持ってくれば良かった。今冷静に考えれば、結婚式で望遠レンズ振り回すとか、ただの不審者だけどね。新郎に結婚指輪がなかなか入らないハプニングがありつつ、式は終了。フラワーシャワー用の花を配っていたお姉さんが美人だったよ。

披露宴が始まるまでの時間を利用して、余興の準備。思ったより時間が無く、たい焼きと共に滑り込みセーフ。アレ?なんで私の席が高校の同級生席なの?女の子がたくさんいる新婦の友達席にしてってお願いしたのに!新郎新婦からも遠くて、やっぱり望遠レンズを持ってくれば良かったなぁと思ったけど、今考えれば持っていたら場違いだよね。料理はあんなに伊勢海老を要望したのに、ホテルの都合で却下になったよ。けしからんな!前菜うまいけど!揚げパンうまいけど!でもね、テーブルマナー知らないのよ、僕。こんなにたくさんナイフとフォークが並んでいても困るよ。フランス式が外からで、アメリカ式が内から使うんだっけ?ここではフランス式でいいのかな?とても美味しいんだけど、これから余興が待っていると思うと気が重いよ。

諸々の挨拶が終わり、新郎新婦のドレスから和服へのお色直しも終わって、遂に余興。一番手は二人の同僚の皆さん。コスプレして歌っていました。危ない、ネタが被るところだったわ…。ネタ候補に、歌って踊るのがあったのよ。ヤージーが来れない事が判明してボツったけど。大好評の内にネタが終わり、続いて我々…と思いきや、ご歓談。何この生殺し。サクッと終わらせて楽になりたいんだけど。ようやっと出番が来たのに、小道具が見つからず四苦八苦。準備って大事。我々のネタは新郎の取扱説明書。色々とネタを織り込みつつ、製本した取説を新婦にプレゼントしたんだよ。もっとも、新婦は3日で取説を無くしたらしいけどね。冗談で『引越しのときに捨てちゃうんだろ』と言ったら、事実になったでござる。

いやー、めっちゃ緊張したね、声と足が震えたね、聞こえないなんてヤージー…じゃねえや、野次が飛んできたね、なーんてぶつくさ言いつつ席に戻ると、料理が並んでいるよ。うむ、食べないともったいないね。がっつこうと思ったら、また余興。そうだ…オレはダブルヘッダーだったんだ…。せっかくのホテル料理が…!流石に2回目ともなると、緊張もだいぶ薄れてきましたよ。相変わらず準備に手間取ったけど。お酒の力も借りつつ、よく分からないテンションで会場を縦横無尽に駆け回り…と言うより、不審者の如くウロウロしていました。まぁ、楽しかったからいいや。

余興を終えて席に戻ると、テーブルには大量の料理。しかし披露宴は新婦が両親に手紙を読む、いわゆるクライマックスシーン。料理を食べるべきか、大人しく場の空気を読むべきか…。アレックスも大人になったもんだなぁ、空気を読んで料理を我慢するなんて。感動のシーンが終了し、司会が締めに入ったところで、料理をかっ込んだよ。もっと味わいたいのに!全部食べられなかったのが残念。何故か新婦のご両親に気に入って頂いたので、心置きなく新婚生活を邪魔しに行きたいと思います。

披露宴が終わって、遂に問題の二次会でございます。なんか二次会まで1時間も時間があった気がするけど、いろいろ大変なんだろうな。ホテルの人にご挨拶をしたのですが、なんかこちらの意図を理解してくれているんだかいないんだか…ちょっと不安。余興2発目でだいぶ吹っ切れたので、緊張は全然なし。冬みかんにいろいろ押し付けて、自分は楽しむ気満々だよ。そもそも、結婚式の二次会の司会って、これで2回目だしね。たっくんのお母さんの時にやったもんね。あの時も冬みかんとやったんだよなぁ…。新婦側も人を出してくれれば、打ち合わせとかで仲良くなったり出来るかもしれないのにねぇ。

そして二次会開始。冬みかんの進行に対して、横から茶化すのが私のお仕事。普段連中としている会話と同じことをすればいいだけだから、楽チンだわ。新郎新婦が披露宴から引き続き和服で入場。この二人は洋装よりも和服の方が似合っているな。馬子にも衣装ってヤツだ。まずは新郎の挨拶。ホームラン級の爆笑を要求したのに、ヒットすら打たないとか、司会を舐めているとしか思えない。続いて乾杯の挨拶を頂いて、新郎新婦と写真を撮って、二人ともお召し変えのため一時退席。うむ、ここまでは特に問題なし。ホテルの人と意見が合わず、食事のタイミングがグダグダになったけど、気にしない。主役が居ないので、皆さんご歓談。司会が消えるわけにもいかず、二人してボーっと立っているだけ。『これだけ女の子が居ても、誰も気を使って料理とか持ってきてくれたりしないんだね』どっちが言ったかは内緒だけど、世の中そんなもん。交代で休むことにして、私が新郎友人席に行き、これ見よがしにさっきのセリフを言ってきたよ。『ごめん、そうだよね、普通に忘れてた』忘れてたとかひどくね?

新郎新婦の同僚のお姉さま方と会話を楽しんでいると、新郎新婦の準備が整ったとのこと。二人の入場にあわせて、用意したクラッカーを配るよ。因みにこの辺の会話は、普通に新郎新婦に聞こえていたらしいよ。サプライズゼロ。クラッカーを配り終えたので『新郎新婦の入場です!』と声をかけるわけですよ。しかし扉が開かないわけですよ。えー?準備が整ったって言ったやん…何この逆サプライズ。グダグダになりかけたところで、ようやく入場。とりあえずなんとかなったけど、新婦がミニスカートって…予想外だったよ。普通のドレスで出てくると思っていたわ。ケーキ入刀をもう一度やって、こちらで用意した小ネタを実行。意外とウケたと思う。相変わらず準備がグダグダだったけど。そのまま次のネタに行きたかったのだけど、新郎新婦のお食事の時間だとホテルの人にたしなめられました。先に言ってよ、そういうことは。かみ合わんなー。再び同僚のお姉さま方と会話を楽しむから別にいいけど。

新郎新婦がお食事をしたり、写真を撮ったりを終えて、ようやく次のイベント。知人が自分で考えた数少ないイベントであるビンゴでございます。ビンゴの司会なら今まで何度もやったから心配ないな。今回はビンゴマシンもあるから、管理も楽だし。リーチになった人は前に出てもらって、ビンゴになったらくじで商品を引きつつ、新郎新婦へ一言もらう。これだけよ。これだけのはずだったのよ。なんでこんなにビンゴが出ないのよ…。リーチの人の方が多すぎて、席がガラガラになっているじゃん…。予定時間も押し捲りで、後半はグダグダに…こんなハズではなかったのだが…。今回最大の心残りでございます。

ビンゴがやっとこさ終了。ここで休憩を挟むはずだったんだけど、時間が押しているので新婦から締めの挨拶を頂くよ。全米が涙するレベルを要求したのに、誰も泣いていない。この夫婦、司会を舐めているとしか思えない。最後、新郎友人を代表して冬みかんがお手製YES/YES枕をプレゼント。余計なお世話ってレベルじゃねーぞ。もはや嫌がらせのレベルだ。発案したのは私だけど。そして新郎新婦退場。やっとこさ二次会終了。

三次会じゃないけど、ヤージー御用達のクレープ屋で、ヤージー居ないけどクレジャン。場の流れ的に考えれば、新郎が負ける以外は有り得ないだろ。なんでオレが負けて支払っているんだよ。空気読めよオレ。


準備は大変だけど終わってみれば早かったなぁ。結構やっちまったことも多くて、反省点がいっぱい。呼ばれたらすぐに余興が出来るように、準備しておくことを覚えたよ。結婚式自体はとても良いものだったと思うよ。料理も美味しかったし。伊勢海老なかったけど。心を込めて用意した取説を新婦がアッサリ無くしたけど。保証書がないと、製品の保証は受けられないんだぜ。

さて、知人はサックリと幸せになりやがったわけですが、その幸せはおすそ分けするべきだと思うんです。取り急ぎ、結婚式の写真から目ぼしい女の子を選んで紹介してもらうよ!