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ヒーロー不在の現代

2014年09月07日 06時51分33秒 | Weblog

 最近の世相を見ていると、寂しいやら情けないやらの事件が多すぎる。なんでこんなに人間と言うのは、酷いものなのかと思うのである。親が子供を虐待した挙句、殺してしまうという事件も多発。自分の子を産んで、かわいくは無いのかと感じてしまう。まあ、連れ子を愛情のない親となった男が摂関して殺してしまう等もあるのではあるが。また、子が親を殺す等の事件も発生。全盲者の連れている、自分の目と言っても良い盲導犬を傷つける事件も発生。通常でも、犬に対し傷つける行為は、動物虐待となるのに、盲導犬に対するこのような攻撃は、絶対に許されない。これからの人生を悲観しての一家心中や脱法ハーブ(今では危険ハーブ)による酩酊状況での車運転により通行人をはねて死亡させる事件等、バカではないのかと思うような事件が後を絶たない。どうして、日本ではこのような事件が頻発するのであろうか?やるせない事件が多すぎて、本当にがっかりしてしまうこの頃なのである。
 人間が疲弊しているからなのかもしれない。目的や生きていく意義が希薄になっている現代では、生に対する意味が非常に希薄になっているのではないだろうか?生きているという、想像を絶する神秘的な状態を、全く意味をなさないものとして捉えてしまっているから、このような馬鹿げた事件が頻発するのである。生きることに重大な意味を感じていれば、他人の生きることについても畏怖・尊厳をもつものなのである。それができない輩が増えているということは、この生への認識が欠落しているからでしかいない。戦争を肯定するわけではないが、非常に生きていくことが大変な時は、この生への尊厳が、多くの人の中に確固として存在していた。この意識をもう一度、バカな輩どもに植え付けさせる必要があろう。
 このように、生への反逆・愚弄とも思える行為を行うことへの辱めを、思い知らせる場が必要であろうと思う。このまま、このような世相が続けば、人間としての重大な価値基準も崩壊してしまい、人間の生きていくことへの尊厳も崩壊してしまうのではないかと思ってしまうのである。
 このような時代は、高度成長期のような夢や目的が希薄だから生じる。同様に、このような時代には、自分の生きるための拠り所となるヒーローが不在であるという感じがする。幼少の頃、ヒーローは多く存在していた。「月光仮面」「黄金バット」「ウルトラマン」「ON(巨人の王・長嶋)」「大鵬」「サッカーのペレ、釜本・杉山」「ミュンヘン金メダルの男子日本バレーチーム」・・・・。もう一度、多くの人の拠り所となるヒーローが出現してほしいものである。 


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