映画のジャンルで、無くてはならないものは、やはり、映画の映像でしか作り得ない「ファンタジーの世界」ですね。ある時は童心に帰り、ある時は未来の希望を描写するファンタジーこそ、映画における真骨頂ですね。ドラマやドキュメンタリーも良いのですが、現実逃避的でもありますが、この幻想の世界は、大いに人間の心を和ませてくれます。まさに、ファンタジーは、心に生じさせる「桃源郷」なのではないでしょうか?ここに映画の魅力があるのだと思います。最近のファンタジーは、現実に起こっているかのごとくバーチャル化してきていますので、心への響き方も半端ではありません。目を通じて、ガンガンと心に、怒涛のごとく押し寄せてくるのです。それでは、ファンタジー映画を観ていきましょう!!
先ずは、ルイス・キャロルの小説をアニメーション化した『不思議の国のアリス』(ーAlice in Wonderland ー1951年アメリカ制作)があります。これは、ウォルト・ディズニーによる制作でした。アリス役のモデルとなったのは当時14歳のキャスリン・ボーモントで、吹替えも彼女が担当。原作にある、言葉遊びのような、やや年齢層が高い部分をカットし、よりおとぎ話に近い(しかし、ディズニー風の教訓っぽい所を入れた)形に脚色している。次に、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 (The Nightmare Before Christmas) は、1993年公開のミュージカルアニメーション映画。原案・原作はティム・バートンによるもので、同タイトルの絵本や漫画も日本で出版されている。ハリーハイゼンの流れを汲む従来の伝統的ストップモーション・アニメーション技法に加え、最新のデジタル映像技法を取り入れ制作された本作は興行的にも成功を収めた。ファンタジー色とホラーティックな世界観がよくマッチングした異色の作風は、ティム・バートンらしい個性のあるキャラクターとともに、この映画の大きな魅力となっており、現在も根強いファンを獲得している。ジャック、サリーを始めとしたキャラクターの生き生きした動きは、ヘンリー・セリック監督の次作「ジャイアント・ピーチ」や2005年公開『ティム・バートンのコープスブライド』へと繋がる職人技に裏打ちされたアニメーション映画の真骨頂と言える見所であり、さながら人形とは思えないリアルな存在感が観客をナイトメアー(悪夢)の不思議な世界へと引き入れるのです。『オズの魔法使い』(1985年アメリカ制作)は、「マザー・グースの物語」のヒットで童話作家として成功していたライマン・フランク・ボームが、自らが子供達に語ってきかせた物語を元に、1900年出版した児童書に基づく映画。W・W・デンスローが挿絵を担当し、凝った構成によるカラー図版の児童書は当時としては革新的であり、本はたちまち子供達の心をとらえ、増刷の追いつかない空前の人気作品となった。アメリカ・カンザス州に暮らす少女ドロシー(Dorothy)は竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトト(Toto)と共に不思議な「オズの国(Land of Oz)」へと飛ばされてしまう。途中で脳の無いカカシ・心の無いブリキの木こり・臆病なライオンと出会い、それぞれの願いを叶えてもらうため「エメラルドの都(Emerald City)」にいるという大魔法使いの「オズ」(Wizard of Oz)に会いに行く物語。『ポーラー・エクスプレス』(原題:The Polar Express)は、2004年に公開されたロバート・ゼメキス監督の映画作品である。この映画は非常に高度なCG映像でつくられた作品で、トム・ハンクスなどの俳優たちは声やCG化された映像で出演している。原作はクリス・ヴァン・オールズバーグが1985年に出版した同名の絵本をベースにしたもの。クリスマスイブの夜、サンタクロースを信じられなくなった少年のもとに大きな蒸気機関車が突如現れる。それは北極点へとむかう汽車だった。 その蒸気機関車「ポーラーエクスプレス」は、少年のほかにもサンタを信じる少年少女を乗せて、さまざまな大陸、海上を走り続ける。 その最中に起こる数々の事件や不思議な出来事を通じて、少年たちは自分に必要な大切なものに気づいてゆく物語。映像が本当に写実的で、本物の実写と見間違う位に良く出来たCGなのです。『ネバーエンディングストーリー』(1984年西ドイツ制作)は、「U・ボート」のW・ペーターゼン監督が多額の製作費をかけ、ミヒャエル・エンデの原作を映画化したファンタジー大作。いじめられっ子の少年バスチアンが古本屋で手にした一冊の本。それは空想の国を舞台にした冒険物語だったが、いつしか不思議な力に導かれバスチアンは本の中の世界に入っていってしまう。そこでは、いろんな生き物ものたちと係わりながら、自分にとって大事なものを見つける旅をする物語。
(映像①>>http://jp.youtube.com/watch?v=Z6A0SOcWxKk映像②>> http://jp.youtube.com/watch?v=Z6A0SOcWxKk)。『シンドバッドー黄金の航海ー』。航海中のシンドバッドの帆船に、奇妙な鳥(ホムンクルス)が黄金の刻印を落としていった。アラビアに着いたシンドバッドは、魔術師クーラとその手下に黄金の刻印を奪われそうになるが、難を逃れ、宰相のビジエルに面会した。ビジエルは、クーラの魔力による火球で顔に大火傷を負っており、黄金の仮面を付けていた。ビジエルもまた、黄金の刻印を所持しており、2つの刻印を合わせると未知の孤島を示す海図らしきものとなった。ビジエルは、シンドバッドに刻印は3つで一組のものであり、それが揃えば、クーラの野望を排し、アラビアを危機から救えるのだと語った。宰相ビジエル、シンドバッドの夢に現われた女奴隷マルギアナ、そしてその自堕落さを叩き直してくれと父親の商人から頼まれた若者ハロウンを船に乗せて、船乗りシンドバッドの冒険が始まった。
いやあ、ファンタジーの世界は尽きませんね!!今後、じっくりと観ていきたいと思います!!
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