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ほのぼのとした感動『時をかける少女』

2008年07月19日 23時12分41秒 | Weblog

              時をかける少女

 地上波TVで、『時をかける少女』を放映した。私としては、実写版の映画「時をかける少女」の方が思いで深いのであるが、このアニメも、中々の感動を与えてくれます。自転車に乗っていての踏切事故というきっかけを機に、タイムリープ(時間を遡る能力)を身につけた高校生少女・紺野真琴の、青春物語。このタイムリープという能力は、同じ高校に転向してきた未来人・間宮千昭が、未来から持ってきたカプセル(くるみのようなもの)によって、引き起こされる。このタイムリープは、実行できる回数が限られており、自分の腕に残り回数が表示されるのだ。おもしろがって何度も行ってしまう真琴に叔母・芳山和子が、「あなたがタイムリープして得をしている分、誰かが損をしているんじゃない」と忠告をする。まさしく、その通り。自転車による踏切事故を、自分として回避した真琴の身代わりは、確かにいるのだ。それが、親しい友人の津田功介だったなんて・・。最後にこの悲劇を救うために、タイムリープを試みようとする真琴だが、残っている可能回数は「0」であった。しかし、その時、時間が止まった。未来人・千昭が、未来に帰るために残していた最後のタイムリープを使ってしまったためだ。以前、千昭に「好きだ」と告白され、聞かなかったことにしようと何度も過去にタイムリープした真琴だったが、千昭との別れの時に、本心を伝えなければならなかった。自分も千昭が「好きだ」と言うことを。千昭は言う。「未来で待っているから」。「うん」とうなずく真琴であった。このシーンに、ほのぼのとした青春の思いが甦ってくる。純粋に気持ちが告白できなかった自身が・・。
紺野真琴
 
1965年の原作発表以来、幾度となく実写映像化されてきた「時をかける少女」(著:筒井康隆 角川文庫刊)が、初めてアニメーション映画になった。

本作の主人公は、紺野真琴17才。2006年を生きる東京の女子高校生。その声を演じるのは、百人以上のオーディションから選ばれた仲里依紗(なか・りいさ)、16才。CM出演や雑誌のモデルで活躍し、おおいに注目されているフレッシュな声で主役の座を射止めました。
 あるきっかけから「今」から過去に遡ってやり直せる力、タイムリープ能力を持ってしまった紺野真琴は、ひとたびその使い方を覚えると、何の躊躇も無く日常の些細な不満や欲望に費やしてしまいます。
大好きなものはいくらでも食べられるし、いやなトラブルも即解決! ばら色の日々のはずだったのですが…。津田功介&間宮千昭
 アニメーション版はこれまでになく、アクティヴで前向き。主人公、紺野真琴が初夏の町並みを、文字通り駆け抜けていく爽快な青春映画なのだ。
今回、話題を呼ぶのが紺野真琴の叔母であり、ちょっと謎めいた30代の独身女性として登場する、原作の主人公、芳山和子でしょう。
未来から来た初恋の人との別れの後、芳山和子はどんな人生を歩んできたのか? 彼女が新ヒロインの紺野真琴に授けたアドバイスとは? 芳山和子の声を演じるのは、映画「蝉しぐれ」やTVドラマ「女王の教室」、4月からのテレビドラマ「7人の女弁護士」などで活躍し、今もっとも注目されている女優、原沙知絵(はら・さちえ)です。

 
監督は2005年春の劇場版「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」を手がけた気鋭の監督、芳山和子田守。芸術家の村上隆とのコラボレートにより、フランスの高級ブランド、ルイ・ヴィトンの店舗で上映された短編『SUPERFLAT MONOGRAM』や、六本木ヒルズのコマーシャルも監督。すでに世界に認められるアニメーション監督です。舞台となる真夏の東京を表現するのは「もののけ姫」「火垂るの墓」など、多くのスタジオジブリ作品の美術監督を務めた山本二三。アニメーションとして最高レベルの美術が本作を支えます。
 細田監督の言葉。「筒井康隆氏によって「時をかける少女」が書かれてから40年。当時、少女たちは、「時をかける少女」を読み、未来を夢見た。そして今、かつて未来と夢見られた21世紀に僕らはいる。けれど、決してあの頃、少女たちが憧れた未来ではないはずだ。では、夢見たはずの未来の姿は、どこへ行ってしまったのか?現代の少女たちも、かつてと同じく、未来を夢見るのか?ならば、その未来とは、どのようなものか?この映画には、ふたりの女性が登場する。ひとりは、かつて、「時」をかけた女性。もうひとりは、今、「時」をかける少女。このふたりのヒロインを通じ、時代によって変わっていくものと、時代を経ても変わらないものについて考えてみたいと思う。「時をかける少女」には、その時々の言葉で、時々の方法で、時々の少女たちで、何度も語られるべき、世界の秘密が隠されているのだと思う。」
 かつて時をかけた女性・芳山和子はいう。「わたしは、かっての人を待ち続けてこんな年になってしまったけど、あなたは、こんなに待つようなタイプじゃないでしょ」。そうなのです。この芳山和子こそ、初代・時をかける少女だったのです。要するに、実写版の原田知世が演じていたその人だったのです。あれからの40年という歳月が、この叔母・和子の言葉として重く響くのです。






映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=WoxfgMcXAsw

原田知世主演の映画「時をかける少女」の映像はこちら>>http://jp.youtube.com/watch?v=R-S73Efr4Gk


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