仙台市街は、電気や水道は復旧されたものの、ガスはまだ、一部の狭いエリアでしか復旧されていません。仙台市ガス局が運営するガス貯蔵タンクが、大津波で壊滅状態となったためです。一番、ガスの復旧が遅れているのです。今週後半には、仙台市街地でもガスが復旧する予定ですが、予定なので、どうなるかわかりません。ガスが無ければ、料理もできなければ、風呂にも入れない状況なのです。多くの家庭では、こんな状況が続いているのです。そのため、飲食店はほとんどが、閉まっています。居酒屋がかろうじて、開いている状況なのですが、コンビニの多くは、閉店しています。そんなことで、家庭では、プロパンガスかガスコンロによって、料理等を行っているのです。
しかし、こんな厳しい状況の中、たくましく店を開けている牛タン屋がありました。牛タンダイニングの「べこ政宗」です。´べこ´は、牛のこと。政宗は、ご当地の名将´伊達政宗´を意味しています。名将牛タンということなのでしょうか??おいしい牛タンに、ご飯、牛タン汁、漬物の定食で、1,100円也。仙台といえば、牛タンの町でありますから、ここに来たら、どうしても食したいものなのです。こんな、非常事態の時にも・・・。
この「べこ政宗」、ガスも無いのに、どうやって牛タンを焼いているのかと厨房を覗き込んでみると、なんと、フライパンの下には、カセットコンロが置かれていました。カセットコンロの火力で、牛タンを調理していたのです。ガスが無くとも、カセットコンロで、店を開ける。このたくましい商魂に、感動しました。多くの店が閉まっている中、燦然と輝く、たくましい料理屋だったのです。がんばれ!!仙台です。こんな時に食べられた牛タンは、心を満タンに満たしてくれる最高の料理でした。おいしかったです!!ご馳走様でした。非常事態時に食べれるものは最高ですね!!*************
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます