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ブームの変遷

2014年09月28日 00時51分21秒 | Weblog

 流行・ブームと言うものは、ネット拡散と共にすぐに最盛期を迎え、すぐに消滅してしまう傾向にある。昔の流行やブームは、今よりももっと長く続いていたように思うのであるが、今の流行やブームはあっという間に過ぎ去ってしまう感がある。だからこそ、この流行やブームに乗り遅れないためにも、旬なうちに取り込む必要がある。昔のように、多くの人に浸透してから接しても、今では過ぎ去った後になってしまうことも多いのである。だからこそ、現代では、この流行やブームは新鮮な食材に例えられ、旬な時期を逃してはいけない、そのようになれば腐ってしまうことにもなりかねないのである。
 子供たちの流行やブームはどんなものがあったのであろうか?検証してみると、古くは円谷プロ創出した「怪獣ブーム」と言うものがあった。ウルトラマンやウルトラQ等に出現する怪獣たちが人気だったのである。今で言う´フィギュア´の走りであったソフトビニールでつくられた怪獣たちのおもちゃが人気であった。円谷プロ関係だけではなく、人形には、ゴジラ、ガメラ等も含まれていた。これらを多く持ち、互いに戦わせる怪獣ごっこが非常なブームだった。その後は、仮面ライダー等に代表される「変身ブーム」となる。仮面ライダーの´変身´との掛け声とともに、全く違う正義の使者に変身するもので、これはしばらく続いた。仮面ライダーのほかに、ゴレンジャー、変身忍者・嵐、キカイダー何かがこれに含まれる。その後やってくるのが、「合体ブーム」である。この当時は、ロボットアニメが流行り、パーツが合体してロボットに変身するものが流行ったのである。コンバトラーV、変形と合体を兼ね備えたトランスフォーマー等がこの時期である。
 その後は、「なめ猫ブーム」がやってくる。これは愛くるしい子猫に、学ラン等を着させて、突っ張った格好をさせるもの。この写真が中高生の間に大人気となったのである。この辺までは、特定の主人公が流行ったものではなかったが、特定の人気キャラが人気を博する「ビックリマン・カードブーム」や「ポケモンブーム」に突入する。これらは、以前の大くくりの対象とは違って、特定の主人公が人気の対象となったのである。この辺から、流行やブームが、抽象的なくくりから特定の主人公に移行するという、価値の変換が行われるのである。流行やブームも、大分変質していくような感じがする。そして今では、「ゆるキャラブーム」であり、また、「妖怪ウォッチ・ブーム」が最盛期なのである。ゆるキャラでは、熊本のクマモンや船橋市の非公認キャラのふなっしーが群を抜いてブームになっている。
 このブームの中で、おかしな現象が起こっているのである。高知の代表的な料理「カツオ」から生まれた「カツオにゃんこ」と「妖怪ウォッチ」の人気キャラクター「ジバニャン」(地縛霊のネコ)が、似ているということで、「カツオにゃんこ」の人気がうなぎ上りなのであるという。キャラクターの登録は、「カツオにゃんこ」が2011年で妖怪ウォッチよりも早いのであるが、「ジバニャン」を真似ていると騒動になってきているのである。これも、流行やブームの価値が上昇したために起こる、やむを得ない騒動なのかもしれない。

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