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絶品の白子てんぷら「とらふぐ亭」

2010年12月11日 11時51分53秒 | Weblog
          
 昨日は、親類数人が集まっての忘年会だった。忘年会と言うことで、寒くなって来たこの時期だからこそ食べたくなる、そう、「ふぐ料理」、これをを選択した。ふぐ料理は、寒くなった時期には欠かせない高級な食べものなのです。
 と言うことで、池袋の「とらふぐ亭」に直行したのでした。ここは、池袋の繁華街密集地に、唯一、和風のたたずまいを感じる空間を醸し出す店構えなのです。店の水槽の中には、巨大な゛とらふぐ゛が泳ぎまわっている。この中の、どれが本日の食材にされるのか?申し訳ないが、うまそうで、よだれが出てきてしまった。店に入ると、個室の4人掛けのテーブル席に案内された。若いアルバイト風の女性が接客。優しく応対してくれた。いざ、コース料理がスタート!!先ずは、生ビールで乾杯し、ふぐの皮をポンズで食す!!コリコリとした食感が堪らなく心地よい。
  
           
 この時に、是非とも食べたい゛白子のてんぷらを注文。この時期の白子は、大変な美味なのである。これを食べると、本当に病みつきになってしまうほどのうまさなのである。まさに、虜(とりこ)になってしまう逸品食材なのである。白子のなんとも心地よい芳醇な味わいが、てんぷらの衣と絶妙な味のハーモニーに仕上がっているのである。この白子は、当日にならないと、食せるかが分からないのである。今年は、暖かかったので、ふぐの白子の生育が弱く、食材として提供できる大きさではないことが多いらしい。そんな事で、白子を注文しても、食べれかどうかは、その時のふぐの状況によって左右されると言うことなのである。こんな状況であるため、生で食べれる白子の造りは、今回は不可だった。かろうじて、てんぷらか鍋ならOKと言うことだったのである。
          
 てっさ(ふぐの刺身)、てっちり(ふぐ鍋)とコースはメイン料理に進んでいく。本当に、とらふぐの食感は、味わい深いし、うまい。やはり、ふぐは海産物の王者なのである。あんこうも良いのではあるが、ふぐの何ともいえない味わいと食感は、最高峰なのである。酒も、゛ヒレ酒゛に変え、料理に舌鼓を打ちながら食していく。何とも幸せな気分にさせてくれる食材なのである。最後には、究極の゛雑炊゛にて、仕上げとなる。ふぐのエキス一杯のダシに、ご飯を入れ、玉子で閉じて完成。好みによって、岩塩で味付けする。この雑炊も、絶妙な味。思わず、゛やっほーーー!!゛と叫びたくなってしまった。それ程の美味。最高の味わいで、忘年会は終了したのでした。「ごちそうさまでした!!」
          

<豆知識>
この「ふぐ」という呼び方。実は西日本では「ふぐ=不具」につながるとして避けられ、代わりに「福=ふく」と呼ばれてることをご存知ですか?この「ふく」はヒョウタンすなわち「ふくべ」に、その姿が似ているのでついたとも、あるいは海底の砂を、吸い込んだ海水を吹き付けるように舞あげて、そこにいるゴカイなどをつかまえるので、その「吹く」からきたともいわれています。また地域毎に呼び方が変わり、大阪ではふぐを「てっぽう」と呼びますし、長崎では「がんば」、銚子あたりでは「とみ(くじ)」と呼んでいるそうです。呼び方ひとつにも地域によってこだわりが感じられる、「ふぐ」は日本人にとって大切な食材なのですね。
        

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