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都市伝説が面白い!「ヒトラーとUFO」

2018年09月09日 23時51分13秒 | Weblog

 都市伝説について、実に面白く解説する本を発見した。「ヒトラーとUFO ー謎と都市伝説の国ドイツ」(篠田航一著 平凡社新書)である。この本は、ヒトラーとUFOの繋がり、ヒトラー自体は本当に自殺したのか、各国のUFO事情、あるようでない都市ビーレフェルト、フリーメイソンの真実、ハーメルンの笛吹き男などの内容を、多くの人の都市伝説を実際の史実に当てはめて、正当に評価出来るかを検証しているもので、毎日新聞社の記者が、各種の事件を取材しながら、派遣先のドイツでの実しやかに囁かれている都市伝説についても検証しているところが面白い。
 当ブログにも、以前記載したが、ヒトラーは自殺をしたのではなく、生き延びていたという都市伝説は、随分と背景が多くある裏事情に基づくものなのである。ナチスの残党とともに、ブラジル、アルゼンチンに亡命したということ、南極の極秘基地に生き延びて逃亡したということ、大型Uボートが日本に行き来していたことから日本亡命説まで、真実味を帯びて語られているのである。もっとも、アメリカ政府によって、国防総省(ペンタゴン)の公表していない地下最深部に未だに生かされているということも言われている。
 フリーメーソンは秘密結社であることから、大きな陰謀のある組織との認識であるが、これについても種々の考察がなされている。友愛を基調とした親睦団体の影に、世界政府の位置にいるという、本当のような都市伝説。これらの興味ある都市伝説が、色んな史実や裏事情、事象によって形成されたことについて、見解を示している点も面白い。
 私の愛読雑誌「ムー」にも、UFO,UMA,オカルト、超常現象等色んな事象が記載されているので、これらとオーバーラッピングしている点に惹かれるものがある。

 物事は、一方通行での思考や視点だけでは真実を捉えることはできないと考える。色んな方向から検証してみて初めて、その事象が本質的にはどうだったのかが見えてくるのである。

 事件や事故について、一方向だけからの捉え方には疑問が有る、陰謀論やデマ等も十分に根拠のあることもあるので、頭から否定するのではなく、その視点での検討もする柔軟さが必要だと思うのである。