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密かな人気、「墓場鬼太郎」

2014年09月21日 14時48分15秒 | Weblog

 「ゲゲゲの鬼太郎」と言えば、水木しげる原作の妖怪もの。ゲゲゲの鬼太郎は正義感溢れる、幽霊族の子孫で、特殊な能力を持つ。先祖の霊毛で編み込んだちゃんちゃんこを常に来て、テレパシーで操るリモコン下駄を履いている。片目で、目玉の無い方には、父である「目玉おやじが」格納されている。頭髪は、妖気を感じる敏感な検知器になっており、敵と対決する時は、針のように鋭く硬くなる毛バリと化す。幽霊族でありながら、人間の味方。人間と妖怪のハイブリッドであるねずみ男のような、悪人では無いのである。
 この「ゲゲゲの鬼太郎」誕生前に、同一の主人公とは思えぬ「墓場鬼太郎」という作品があったことは、あまり知られていない。マニアにとっては、ひそかなブームになっているのである。ゲゲゲの鬼太郎のように正義感溢れる主人公ではない。出生が、墓場から生れ出た幽霊族である。
 お馴染み、水木しげる原作「ゲゲゲの鬼太郎」の原点となる作品で、画のタッチも貸本の漫画としてスタートした当時のおどろおどろしさが踏襲されている。幽霊族の最後の生き残りで、墓の中から生まれた鬼太郎の誕生秘話が紐解かれていく。 会社員・水木は、隣家に越してきた怪しい夫婦の死体を発見する。だが、その遺体を埋葬すると、なんと墓の中から赤ん坊(鬼太郎)が這い出てきた !! やがて、この鬼太郎と関わった人間たちは、ことごとく不幸に見舞われることに・・・(第1話「鬼太郎誕生」より)。