今日、たまたま書店で本を物色していたら、驚くべき週刊号を発見。前回、「大映特撮映画コレクション」を発見して大興奮であったが、今回もまた驚きのコレクションを発見した。前回のコレクションは、ディアゴスティーニ社のものであったが、今回の切手コレクションは、私があこがれていた「007シリーズ」を発刊したアシェット社であった。それも「世界の切手コレクション」というシリーズもの。幼少の頃から、切手には非常な興味を持っていた。しかし、どれも高価なものが多く、中々自身では購入できなかった苦い思い出がある。そのため、友人と切手交換してやっとのことで手に入れた希少な切手もあった。日本で、高価な絵柄の切手と言えば、かなりの希少価値のある「月に雁」や「見返り美人」等である。ともの江戸時代等に原画が組まれたもので、今では高価な切手になっている。そのほか、国宝シリーズや国立公園・国定公園シリーズ等・・・・。これらのものはシリーズで集めることに意義があるので、全作品がそろって初めて価値が出るものなのである。
幼少の頃、近くに切手マニアのおじさんがいて、定期的に古い海外の切手を無償で分けてくれた。その時に聞いていたのが、希少価値の「ペニーブラック」という古い切手のことである。この切手の魅力を随分と聴いていたので、今回のコレクションには驚愕した。この初刊号には、当時英国で発行された伝説の「1ペニー」切手(当時は白黒だったので、「ペニーブラック」と呼ぶ)が、22金の復刻版として付録についているではないか?あの「ペニーブラック」の美女の横顔がそのままにである。これには感激なのである。希少価値の「ペニーブラック」の復刻版は、大歓迎なのである。あの当時の記憶が蘇ってくるのである。
日本の古い切手も、非常に面白い。明治時代の切手などは、今も相当な価値がある。切手は古ければ古いほど、また、シートで保存されていれば尚更高価な価値を生む。切手図鑑を見ていると、たまげるほど高価な切手もある。日本万国博覧会当時に発行された切手シートや天皇在位記念切手も高額なものになってきている。
世界にも、多くの希少な価値の切手がある。古くの指導者の切手や古いアニメや動植物の記念切手も高価である。紙質や印刷方式によっても価値が変動するのである。
古い古の切手を見ていると、何故か心が洗われるのである。その切手の魅力にというものかもしれない。単なる紙で、燃えてしまえば跡形もなくなる、弱弱しい存在ではあるが、切手には、それに勝る魅力があるのである。