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松竹のギララが帰ってくる!!

2008年06月01日 02時25分55秒 | Weblog
『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』製作発表記者会見

【記事抜粋】
今年7月に北海道の洞爺湖で開催される先進国首脳会議(サミット)。各国のトップが集うこの洞爺湖サミットの真っ最中に宇宙怪獣ギララが襲来! 国家、そして地球の威信を賭けての作戦が展開されるが…。『日本以外全部沈没』『ヅラ刑事』の河崎実監督によるパニックムービーギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発。1月29日(火)、本作の製作発表記者会見が行われ、河崎監督に加え、本作に歴代の総理大臣役などで出演する風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」の渡部又兵衛、松下アキラ、福本ヒデが出席した。

 あの怪獣ギララが、再び帰ってくる。このギララには、本当に衝撃を受けた思い出がある。怪獣なのに、何か切ない、凶悪ではない等の感情がふつふつと湧き出た印象の強い映画だったのです。


 「宇宙大怪獣ギララ」は、ご存知のとおり松竹唯一の怪獣映画です。松竹と聞けば世界の小津安二郎、大島渚をはじめとする松竹ヌーベルバーグの旗手たち、野村芳太郎の松本清張シリーズ、フランキー堺やハナ肇の人情喜劇、そしてなんといっても山田洋二の”寅さん”主演の『男はつらいよ』を誰もが思い浮かべることでしょう。オープニングの富士山のバックは、あの”男はつらいよ”のテーマがいちばんぴったりきます。怪獣とは無縁のはずの文芸松竹がいったいなぜ・・。答えは簡単。「ブームだったから」なのです。
 
1966年、怪獣ブームが加熱し続ける真っ只中、独自の青春&アクション路線で好調の日活が、突如怪獣映画の製作発表を行う。「大巨獣ガッパ」(1967/4)だ。これでたぶん松竹も焦ったんだ。大手5社中3社までもが怪獣で稼ぎまくってる。日活だけは裏切らないだろうと思ってたらこの有様だ。このブームに乗り遅れちゃあまずい!やるなら今だ!ってな具合で、とうとう松竹も重い腰をあげた。しかし怪獣は初めてとはいっても、そこは老舗、適度な話題作りと他社とはちょいと違う宇宙SFってな趣で、うまくまとめたのはさすがです。ただ難点は、肝心の特撮がイマイチってとこか。監督の二本松嘉瑞は、本場ハリウッドで合成技術を学んだらしいんだけど、やはり歴史のある東宝や大映と比べるとその差は歴然であった。特撮マニアの間では、仮面ライダーに改造される前の本郷猛こと藤岡弘がちょい役で出てるってことでのみ、よく話題にされるこの”ギララ”だけど、主題歌の「ギララのロック」(!)、歌うは倍賞千恵子(!)とボニージャックスがいいですね。けど笑っちゃあいけねえよ。いいんだ、この「ギララのロック」が。ほんっとに。他にも、監修に光瀬 龍(SF作家だよ)をむかえてたってのも、気合の入れようが窺えてグッドだった
 その怪獣ギララが、復活し、帰ってくる。あの神々しい、姿は変形させず、当時の原寸の通りに、復活するのだ。大映のガメラは、製作元が変わったために、当初の「少年の味方」である優しい顔から、変質してしまった。これでは、当初のガメラではない。やはり、初代の強い印象のあるガメラがいいのである。その点、今回のギララは、制作元が同一であることから、寸分変わらぬギララなのです。
ギララ近影

 『日本以外全部沈没』で世間を驚嘆させた河崎実監督の最新作『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』の公開日が、2008年7月26日(土)に決定した。映画の舞台となる北海道では、今年7月7日に開催される北海道洞爺湖サミットに合わせて7月5日(土)より先行上映する。配給はトルネード・フィルム。

『宇宙大怪獣ギララ』(1967年)に登場したギララが40年ぶりに復活し、よりによって主要国の首脳が集まるサミットの会場に現われるパニック・コメディ作品で、監督と脚本は『日本以外全部沈没』河崎実×右田昌万が務める。

主演には雑誌『JJ』などでモデルとして活躍する
加藤夏希を起用。ギララから世界を守るタケ魔人にはビートたけしを、ほかリリー・フランキーみうらじゅん水野晴郎など豪華な出演陣も本人役として出演している。

【ストーリー】
 世界の首脳たちが集まるG8サミット。洞爺湖でのサミット真っ最中、札幌近郊に中国の宇宙船が墜落。宇宙船に付着した胞子から宇宙怪獣ギララが出現し、G8サミットの看板は“G8ギララ対策本部”に架け替えられる。意外な展開に色めき立つ報道陣、取材合戦が熾烈を極める中、スクープ狙いのスポーツ紙記者・隅田川すみれとカメラマン・戸山三平は洞爺湖畔で不思議な一群を目撃する。一方、“美しい国”を守るため、先陣を切って仕掛けられる日本の軍事作戦。そしてイタリア、ドイツ、英国…。しかし、次々と仕掛けられる国家の威信を賭けた作戦はギララには何の効果もなく、刻一刻、サミット会場にギララは迫り来る…。そんな中、隅田川と戸山は村に伝わる神話から、伝説のタケ魔人を蘇らせようと考える。1967年に公開された『宇宙大怪獣ギララ』から約40年の時を経て、ギララが大復活を遂げた!その斬新過ぎるフォルムで、当時は評価が低かったにも関わらず、未だにマニアから愛され続けている。監督は『日本以外全部沈没』で世間を驚嘆させた奇才・河崎実。浪漫不在の時代に、敢えて斬新な切り口での怪獣映画の復権を唱え、パニック映画の醍醐味、独特の風刺を効かせたファンタジー世界の創出に挑んだ。出演は、記者の隅田川にファッション誌のモデルや司会業などで活躍中の加藤夏希、カメラマン・戸山に人気急上昇中の注目株、加藤和樹。特筆すべきは、地球を守る錚々たる顔ぶれ。特撮映画ファンは注目だ!(作品資料より)
ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発

画像ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発




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