アッくんの長岡京新聞社

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境神

2012年02月11日 | □ 長岡京市ゆかりの歴史(イチョウくん)
平成24年2月11日(土)


「アッくんさん アッくんさん こちらは現地リポーターのイチョウです。
 私は今 奥海印寺と下海印寺の境界付近に来ています。

 石がふたつあるのが見えるでしょうか?

 下海印寺の人たちは毎年
 12月と1月の決まった日に
 お酒をささげて 祭りをされるそうです。

 これが何なのか はっきりしたことはわかりません。

 しかし 一説によれば

 このふたつの石は夫婦だそうです。

 その昔 奥海印寺と下海印寺は水や土地のことで争いが絶えず
 憂いた下海印寺の村人のひとりが
 仲直りの世話をしました。

 努力は実り あと一歩のところで・・・
 
 不平分子が暴発して
 12月のある日に

 その村人は惨殺されてしまったのです。

 せっかく まとまりかけた境界確定は破断に・・・

 そして その1ケ月後のある日
 亡くなった村人の妻が
 両地域の争いをやめさせるため
 夫のあとを追い
 自害してしまったのです。

 この悲惨なふたつの事件で
 両地域の村人たちは目覚め
 以後は争いがなくなり

 亡くなったふたりを神として
 祭っていくことにしたという説があります。

 土地の争いをなくして
 境を決めたから
 下海印寺の村人は『境神』いい

 その土地に手をだしてはいけないと
 奥海印寺の村人は『にじり込みの神』と呼ぶそうです。

 以上 境神から
 イチョウくんのリポートでした!」

パチン!(電源OFF)
「だからか~ 妙と(=みょうと≒めおと=夫婦)思ったあ~
「・・・