北Qえれじー ~ 国分寺 編 ~ by Akira Io

写真家・ロシア語通訳あきらの日記。
南インド古典音楽の聖地チェンナイより帰国し、現在は国分寺に居住!

A.Kanyakumari ‐ Violin Trio Concert

2009年09月08日 23時30分47秒 | カルナータカ音楽(南インドの古典音楽)

カルナータカ音楽のバイオリン奏者で一番の豪腕と言えば?
と訊かれればワシは間違いなくこの人と答えます。
そう、A.Kanyakumari!!
かつてはカルナータカ音楽の3女王の一人M.L.Vasanthakumariに頻繁にアカンパニーし、現在はカルナータカ音楽にサックスを持ち込んだKadri Gopalnathの専属バイオリン奏者として活躍しています。
爆音で有名なKadri Gopalnathよりも時に音がデカイ(伴奏者なのに!)というパンクな人。
ソロでもイケイケです。
今日は二人のお弟子さんを引き連れてのトリオ。


from L to R: Mridangam: Patri Satishkumar, Ghatam: Vaikom Gopalakrishnan, Violin: A.Kanyakumari, Embar Kannan, Bombay Anand




オレンジ色のサリーと白ペイントのバイオリンはもはやトレードマーク。
ゲインの高いステッキーな音でゲイリー・ムーア張りのゴリゴリの早弾きを見せてくれたり、ムーディなラーガでは柔らかい音をしっかりと出したりと、弓さばきも素晴らしいのです。
リズムの良さも定評があるので、12月のミュージックシーズンに参戦予定の人は要チェックですよ!




ちなみに今日のカッチェーリ(コンサート)は、昨年亡くなられたバイオリン奏者Kunnakudi Vaidyanathan(ステージ右手の写真の人)の追悼イベント。
生前は妖怪的なものすごいオーラを放ってご活躍されていた唯一無二の人でした。
もっと観たかったのに残念です。
カッチェーリの途中では主催者の主導で演奏者・観客みなで黙祷もいたしました。
改めてご冥福をお祈りいたします。



ところでカッチェーリ後ヨメと食事をしながら話をしていて気づいたのですが、こんだけカルナータカ音楽のカッチェーリを観ていながら、この半年以上は全然チケットを買っていないのですよ!
つまりほとんどがスポンサー付きのイベントで無料となっているのです。
しかもワシら移動は電動スクーターなのでオートリクシャー代もかかっていない!
12月のミュージック・シーズンも無料のものも多々あるのですが、それでもやはりチケットを買わなければならないものの方が多いです。
今まで8年近くはほぼ毎年ミュージック・シーズンの時期に通っていたのですが、通年で住んでみるとそういうこともわかってくるのですねー。
まさかこの時期にこんなにカッチェーリが多いなんて思わなかったしね。
いやー、楽しいなー。

とそんなカンジで日々は過ぎていっております。

でわでわ。
にひ。

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