赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

中国軍の実力

2023-05-12 00:00:00 | 政治見解



中国軍の実力:230512情報

中国軍の無人機が台湾上空を飛行、軍用機19機がバシー海峡を通過、尖閣周辺に95日連続で武装船を確認、など中国軍の動きが活発化しているのがわかります。私には「弱い犬ほどよく吠える」典型例だと思えるのですが、客観的な評価はどうなのでしょうか。台湾独立運動家の意見を引用いたします。


■中国軍の実力は?

中国の人民解放軍の実力は過大評価されているのか、過小評価されているのか、それとも正当に評価されているのか、果たしてどうでしょうか?

アメリカ国防総省は、中国のことを「自分と同等の力を持つ挑戦者」という最も警戒感の強い言葉で表現しています。

一方で、ワシントン D. C.にあるQuincy Instituteという比較的新しいシンクタンクの東アジア部長は「米国は中国軍を過大評価している」と指摘するとともに、「国防総省が行なってきた中国軍に関する評価は軍の規模、あるいは武器の数なども含め、非常に正しく把握しているが、一方で軍内部の評価はしていない」と言っています。

軍内部の評価とは、軍の訓練、規律、士気、指揮系統、作戦計画などのことです。


■実戦経験のない軍隊

彼は中国軍が1979年から一度たりとも実際の作戦に参加していないということを指摘しています。1979年という年は、中国がベトナムと戦った中越戦争のことです。実はこれ以降、中国軍には戦争経験がありません。

しかも、この中越戦争は中国側が始めた戦争なのですが、中国は40万の大軍を動員したにもかかわらず、わずか3週間のうちに3万5,000人の戦死者を出して、ベトナムに敗北してしまいました。今の中国の軍の中には、当時の経験者がわずかしか残っていません。

要するに軍人のほとんどが戦争を未経験です。これは米軍とは大きな違いです。米軍はほぼ毎年のように、世界のどこかで戦争してきました。中国軍は実戦経験という面では、明らかに米軍に劣っているのです。


■腐敗した中国軍の内部事情

ウクライナ戦争では、ロシア軍が戦車の部品を解体して転売していたことが分かっています。部品を失った不良品の戦車で戦っていたことがバレてしまったのです。

一方の中国はそれ以上のことをやっています。兵器の部品を売ったりするほか、銃をそのまま密売することもしくありません。だから中国軍の武器にはロシア以上に不良品が多いと思われます。ロシア製ミサイルの不良品率は60%でしたが、中国はおそらく80%ほどではないでしょうか。

さらに中国の軍では、軍隊で出世しようと思ったらワイロで階級を買わなくてはいけません。例えば大佐から少将に昇進するためには、上の人間に約1.6億円を払わないと上がれないようになっているのです。だから上のランクの軍人は、日本の一般的な社長よりもずっと金持ちです。

さらに中国の軍のなかには軍専用の慰安婦もいます。

中国の慰安婦は歌舞団といわれており、歌や踊りの上手な美しい女性を集めて軍人の妻や愛人になっているのです。こんな楽園にどっぷりと浸かっている人間が、果たして「いざ戦争!」となっても戦う意思があるのでしょうか?

私は、彼らには基本的に戦う意志は全くないと思います。



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