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会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

観光農業推進協議会モニターツアー (八重スポットめぐり)

2012-10-26 21:20:31 | 地域情報
2012年10月26日(金)晴れ 15.4度 
 
 今、会津若松市では原発事故の風評被害の払拭と観光客の誘致に向けて、来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」のキャンペーンをいろいろな形で行い周知を図っている。 今までもJR東日本と提携してポスターや車内にパンフレットを置いたり、高速バスのボディにペンテングしたりして会津への関心を高める宣伝をしてきている。その効果は秋の観光シーズンに少しずつあらわれてきている。

 
まずは、地元での関心を高め、口コミでも会津の観光・物産の販売に効果を上げなくてはならない。そのため、行政では「山本八重」についての講演や講座を開催している。
 「あいづわかまつ 市政だより」10月号だけでも、新島八重ゆかりの地めぐり「梨狩り体験ツアー」や会津稽古堂で「新島八重を語る」の講演、会津総合運動公園で「八重の桜 植樹祭」などが記載されていた。
 
 好奇心旺盛な小生としては早速、新島八重ゆかりの地めぐり「梨狩り体験ツアー」に参加申し込みをした。定員20人で多数の場合は抽選だった。抽選には弱くいつも外れていたが今回だけは40数名の応募があったなか当選した。

 10月20日(土)9時 会津若松市市役所中庭へ集合。 会費は昼食代と保険料で1,500円。バスは市役所のバスで無料。
この企画は会津若松市観光課観光振興グループが中心になっていくつかの協賛企業と観光農業推進協議会をつくり、第1回の行事であった。

<行程>
 午前中はガイド付きで八重のスポットめぐり。
   本庁出発→大龍寺→光明寺→山本覚馬・八重生誕の地→大河ドラマ館予定地(旧図書館跡)→鶴ヶ城エリア→ラシーヌ(昼食)
 午後は北会津村「よよぜんさい」で梨狩り→会津村見学→本庁解散

初めに行った大龍寺では、八重が建立した山本家の墓をお参り。次に一ノ堰にある光明寺へ。八重の父(権八)の墓参り。この一の堰地区は会津戦争の激戦地であり、家老の一ノ瀬要人や山本権八らが戦死した。大河ドラマが決まり、観光客が訪れるようになったので地区では参道から墓石周辺までコンクリートで整備した。
 合わせて、光明寺の二ヶ所と六地蔵の前に案内板を設置し、地域の歴史を紹介している。ほとんど訪れることのなかった光明寺だが、今まで知らなかった会津戦争のことがわかってよかった。

 次に市内に戻り、山本覚馬と新島八重の生誕の地を訪ねた。鶴ケ城近くの米代にある。従来の場所からは20m位西にずれている。3~5台駐車できる場所も整備された。ここで八重は裁縫を教えたり、砲術を学び、教えていた。会津戦争が激戦となった時は、男装しスペンサー銃と弾薬を持ち、南門から入城した。私たちが歩いているこの路地を八重が決死の思いで城に向かったのかと思うと胸が締め付けられるようであった。

バスに乗り鶴ヶ城エリアへ。佐川官兵衛碑、豊国神社跡、廊下橋、北出丸をガイドの説明を聞きながら歩いた。知っていることも多かったが、ガイドから説明を受けると新鮮であった。ガイド付き午前中のコースは終わり、鶴ヶ城会館に隣接する「ラシーヌ」で昼食。この店は花屋さんだったが、内装が変わりしゃれた食事処になっていて驚いた。