創作を楽しむブロガーたちで構成されたネット界の新・創作集団「Contemporary Unit」
その夏の特別企画『夏の掌編』現在開催中です。
昨日アグリコも思い出話をひとつ投稿させていただきました。
よろしかったら、どうぞ。
『天使の病因』
またぜひこの機会に、他の方々の素晴らしい作品も読んでみてくださいね。
東西のブログが産んだ卓越した作品群が、ここにあります。
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『天使の病因』
またぜひこの機会に、他の方々の素晴らしい作品も読んでみてくださいね。
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まったく逆のような話ですが。
私の友人でやはり「喘息持ち」で、キャンプの時、発作を起こした奴がいました。
その時、何故か?「親元から離された事によるストレスが原因」
とされてしまい、彼は一人だけ地元に送り返されました。
しかし、彼曰く、
「お前等が無神経に毛布をバタバタさせたから、そのホコリが原因だ!」
だそうで、「その事実を証明する為に医者になる。」とまで言っていました。
まあ、たしかに...
我々にも大いに心当たりがありましたね。
やがて10年後、彼は本当に心療内科の医者になりました。
(結局、病気の原因の半数は心の問題である、という方向に転換してたけど。)
都会の雑踏の中に消えたユウヤ君も、後に
「自分の不幸を逆手に取って、立派な大人になった。」
と想像せずにはいられませんでした。
あの頃は医学的なことも喘息についても全然知らなかったものだから、単に「空気が汚い⇒喘息」という構図しか頭になかったのですね。
そしてこの出来事が子どもの呈するさまざまな症状をまったく違った角度から見始める切り口になったのです。
知っての通り、子どもはストレスによってさまざまな病気になります。
アトピー。アレルギー。頭痛。風邪。喘息。それからさまざまな異常行動。暴力行為。時には命の危険を伴うものまで・・・
その子を知るのに、今では食生活と人間としてのその子の親をまず知らねばならないと思っています。
それから、子どもを見てると不思議と親が見えてくるのですね。これはおかしいくらい当たります。
ユウヤ(これはもちろん仮名ですが)がその後どんな道を歩んでいるかはわからないですが、生きていればもう二十歳くらいでしょうか。
あの子は自分を守るために病気になったんだと思う反面、また自分の親のためにもああなったんじゃないかと勝手に想像してるんですよ。
子どもの病気をきっかけにして自分自身を見つめ直した人は多いですからね。そんな人は田舎で自給自足してるような人の中にも結構いますよ。
ああ読んでくれて嬉しいな、と思いました。