時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

募金について思うこと

2007年04月17日 | 社会問題
世の中では、様々な募金活動が行われている。
ユニセフなどのように世界的な規模で行われているものから、難病の子供を救いたいという家族や友人を中心とした小規模のものまで様々である。
内容も、飢餓や貧困の解決、環境問題、弱者への支援、災害支援など、実に多彩な募金活動が行われており、また受け付ける支援の中身も単に現金だけでなく、種々の物資など多種多様である。
我が家も、ユニセフ募金や災害支援などの募金に協力することがあるが、どうもあちこちから手紙が来たりするので、少し面倒に感じている。
実は以前から考えていることだが、こういう種々の募金をまとめる団体を作り、一括して募金を集め、公平に分配するような仕組みを作れば、もっと効率的にさまざまな支援ができるのではないかということである。
各募金団体は、それぞれに事務所を構え、大きな組織では留守番なども置くので、団体の維持費や人件費だけでも相当な金額に上るだろう。何か「もったいない」と感じるのは、編集長ばかりではあるまい。
そこで、募金の親団体を作り、この加盟団体を募るのである。たとえば、No1~30までの団体が参加したとしよう。
募金者は、No.1~30のいずれかの団体を指定して募金できる。No.6に1万円とNo.15に5千円というように指定できる。もちろん、指定しなくてもよい。使途が指定されなかった募金は、この親団体の運営費用に当て、もし余った場合は、No.1~30のそれぞれの団体への募金額に応じて分配すればよい。
この団体には、監査あるいは外部のチェック委員会も置き、募金が有効かつ適切に使用されているかどうかチェックする。そうすることによって、実態のない怪しげな募金団体は駆逐できるし、各団体は事務所などを構えなくてもよくなる。そして、今までどおり、各団体への募金を訴えればよいのである。
募金する方も、この団体に加盟していれば安心して募金できるだろう
有益な活動をしているのに、募金団体の規模が小さく、全国的に知られていないような団体もあると思われるが、このような団体に加盟すれば、社会的にも存在を知られるようになるだろう。
なかなか有効な方法だと思うのだがいかがだろうか?
しかし、なかなかこういう募金の親団体を作ろうという意見が出ないところをみると、やはり、それぞれの団体ごとの思惑や背景とする考え方などの違いが存在するのかもしれない。
募金する側からみれば、いろいろな募金活動に接して、視野を広げる機会にもなると思うが、なかなか、そうはいかない事情があるのだろう。
しばらくは、募金活動団体が乱立した状態が続くのはやむを得ないのかもしれないが、将来的には、ぜひ募金の親団体を設立して欲しいと思っている。