時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

銃撃、立てこもり事件のこと

2007年04月21日 | 社会問題
暴力団員が、相模原市のコンビに前で同じ暴力団組織の組員を銃撃、殺害し、町田市の自宅に閉じこもったという事件が起きた。
暴力団員同士のトラブルとは言え、先日の長崎市長の銃撃と同様、白昼堂々と拳銃が使用され、驚きと共に怒りを禁じえない。
これらの事件の背景には、暴力団が資金源に窮して起こしているとの報道もあったが、本当にそうだろうか。
以前に述べたように、麻薬や覚せい剤、人身売買、売春、ヤミ金をはじめ、盗品の密売や盗難アジア、ロシアなどへ輸出など、公然、非公然のさまざまな資金源が未だに野放しである。
こういう資金源を完全に断ち切るために、警察だけでなく、入国管理局、金融庁など、政府がこぞって、その資金源を断つ努力が求められる。
また、今回の犯人は、都営住宅に入居していたという。言わば、都民の税金で暴力団員に住居を提供していたということではないか。
公営住宅は、本来住宅に困窮している人たちのためにあるものであり、暴力団の構成員の住居を保証するために作ったものではない。
東京都も、これを教訓に、入居者の調査なども行うべきである。
いずれにせよ、拳銃が白昼堂々と使用できるような社会に安全はない。
国、地方自治体は、直ちに暴力団や過激な右翼団体などを徹底的に取り締まるべきである。

<4月22日追記>
この記事を書いた日の夕刊に、都庁へのインタビューの記事が掲載されていた。それによると、都としては、都営住宅への入居者が暴力団員かどうかは調べていないという。もし入居者が暴力団員とわかっても、問題を起こしたわけではないので退去させるわけにもいかないというのが都の見解らしい。
しかし、合法的な職業にもつかずに収入を得ている暴力団員の住居を税金でまかなうことなどあってはならないことである。警察などとも連繋し、直ちに退去させるべきであろう。