大手スーパーのイオンは、京都市で現在実験中のレジ袋の有料化を6月から順次、全国の約400店舗に拡大する方針を明らかにした。6月に京都、仙台両市の計5店舗で有料化するほか、横浜、名古屋両市でも近く有料化を開始する。レジ袋有料化を全国で実施する大手スーパーは初めてだそうだ。
イオンが京都市の「ジャスコ東山二条店」で実施中の有料化実験では、以前は22%だった買い物袋(マイバッグ)の持参率が80%に高まった。同店では1枚5円でレジ袋を販売しており、全国展開でも同程度の料金を設定する。すでに、12自治体と有料化導入に向けた協議を進めているという。
イオンだけで全国で年間11億枚のレジ袋を使用している。このままでは2010年に16億枚に膨れる見通しだが、レジ袋の有料化で半数の計8億枚に抑える計画。有料化で得た資金はリサイクルの一部などに充てられるそうだ。
編集長の近所にある何軒かのスーパーのうち1軒では、以前からレジ袋は有料で、1枚10円である。ご近所の奥さんたちは、このことを熟知しているので、いつもマイバッグもしくは他店のレジ袋を折りたたんで持参している。
レジ袋に余計なお金をかけないせいだろうか、この店の商品は近隣のスーパーより安い。
レジ袋の存廃をめぐっては、有料化に比較的前向きなスーパー業界と反対の声が多いコンビニ業界が対立しているようだが、レジ袋というサービスを止めることによって、莫大なエネルギーを節約でき、ゴミを減量化でき、コストダウンが図れるという大きなメリットがある。
コンビニ業界は、店の客層が若い人が多く、しかも固定客が少なく行きずりの客が多いので、客にとって不便だとの主張らしい。しかし、全国のコンビニがそうなれば、バッグやビニール袋などを持参する人が増えるに違いない。また、缶飲料やペットボトル1本を買うと、ビニール袋に入れてくれるが、これは明らかに過剰包装ではないか。多くの客が店を出た途端に、ビニール袋を出口のゴミ箱や道端に捨てて去って行くのだ。
昔は、奥さんたちが買い物かごをひじにかけて、夕方の商店街を行き来するのが街の風物だった。
今は共働きも増え、奥さんたちもいったん帰宅した後に買い物かごを下げてスーパーに行くなどという悠長なことはしていられない。帰り道にスーパーに立ち寄り、夕食の食材を買い込んで、家路につく。我々は、そんな暮らしの中で、ついついレジ袋という便利な物に馴らされてきたのではなかろうか。
地球や地域の環境なども含めて、今の生活を見直し、将来の生活のあり方を考えるきっかけにしていただきたいと思っている。
イオンが京都市の「ジャスコ東山二条店」で実施中の有料化実験では、以前は22%だった買い物袋(マイバッグ)の持参率が80%に高まった。同店では1枚5円でレジ袋を販売しており、全国展開でも同程度の料金を設定する。すでに、12自治体と有料化導入に向けた協議を進めているという。
イオンだけで全国で年間11億枚のレジ袋を使用している。このままでは2010年に16億枚に膨れる見通しだが、レジ袋の有料化で半数の計8億枚に抑える計画。有料化で得た資金はリサイクルの一部などに充てられるそうだ。
編集長の近所にある何軒かのスーパーのうち1軒では、以前からレジ袋は有料で、1枚10円である。ご近所の奥さんたちは、このことを熟知しているので、いつもマイバッグもしくは他店のレジ袋を折りたたんで持参している。
レジ袋に余計なお金をかけないせいだろうか、この店の商品は近隣のスーパーより安い。
レジ袋の存廃をめぐっては、有料化に比較的前向きなスーパー業界と反対の声が多いコンビニ業界が対立しているようだが、レジ袋というサービスを止めることによって、莫大なエネルギーを節約でき、ゴミを減量化でき、コストダウンが図れるという大きなメリットがある。
コンビニ業界は、店の客層が若い人が多く、しかも固定客が少なく行きずりの客が多いので、客にとって不便だとの主張らしい。しかし、全国のコンビニがそうなれば、バッグやビニール袋などを持参する人が増えるに違いない。また、缶飲料やペットボトル1本を買うと、ビニール袋に入れてくれるが、これは明らかに過剰包装ではないか。多くの客が店を出た途端に、ビニール袋を出口のゴミ箱や道端に捨てて去って行くのだ。
昔は、奥さんたちが買い物かごをひじにかけて、夕方の商店街を行き来するのが街の風物だった。
今は共働きも増え、奥さんたちもいったん帰宅した後に買い物かごを下げてスーパーに行くなどという悠長なことはしていられない。帰り道にスーパーに立ち寄り、夕食の食材を買い込んで、家路につく。我々は、そんな暮らしの中で、ついついレジ袋という便利な物に馴らされてきたのではなかろうか。
地球や地域の環境なども含めて、今の生活を見直し、将来の生活のあり方を考えるきっかけにしていただきたいと思っている。