時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

長崎市長への銃撃

2007年04月18日 | 社会問題
テレビ、新聞のニュースでも大きく報じられているが、長崎市長への銃撃には驚いた。
前市長も銃撃されており、これでは安心して市長にもなれないではないか。
意見の違いを暴力によって封殺しようとするこのようなテロ行為は絶対に容認できない。
いかなる場合も、暴力によって問題を解決することは許されない、まずこのことを強く主張しておきたい。
しかも、繁華街で人目もはばからずに銃撃した行為は異常としか言いようがない。一般庶民にすれば、拳銃を入手できるということ自体が信じられないことである。
犯人は、暴力団組員だそうだが、そもそも「暴力団員」などという呼称が許されている社会が異常である。一般社会の中に、「○○組」、「○○会」といった暴力団の看板が公然と掲げられていること自体が極めて異常なことである。
保守系議員の中には、暴力団あるいは暴力団の系列企業から献金を受けていたというような事例もたびたび報告されているが、政府、与党、そして警察も彼らを野放しにしてきた経緯もある。
暴力団の中には、半ば合法的に企業を経営し、それを資金源にしている所もあるので、取り締まりが難しい場合もあるだろう。しかし、その多くは、覚せい剤、麻薬、銃器、盗品などの密売や売春、ヤミ金、恐喝などのいわば非合法な資金源に頼って運営されている。
彼らの活動を規制するためには、その資金源を断つことが重要である。暴力団をやっていても儲からない、ばかばかしくてやっていられない、という状況を作り出すことなく、これらを撲滅することはできない。
今回の事件を契機として、政府として、あらゆる観点から暴力団撲滅の取り組みを強化するよう強く求めたい。