オヤジという人物。

ボクの「オヤジ」は、ボクにとってとても怖い存在でした。

ボクが子供の頃の「オヤジ」は超短気で特に酒が入ると見境が付かず、

いつも怒ってばかり。

イヤ、怒ると言うか、もうそれを越えて、暴力で殺されそうな勢いでした。

あまりの酷さにお袋さんと何度か家から逃げたこともありました。

なもんだから、ボクはいつもオヤジが怖くてしかたなかったです。

まぁ今で言う「DB」（ドメステック・バイオレンス）でしたね、あれは完全に…。

優しい父親を持った方には、本当のこの状況は分からないでしょうね。

でも、そうゆう時期って中学生卒業までだったかなぁ。

気がつけば、いつの頃からかそんな感じも無くなり、

割りに普通の「オヤジ」になっていきます。

ボクに力でかなわないって感じたから？当時はそう思ってました。

それでも酒が入ると暴力こそ無くなったけど、言葉の暴言は続いていましたけどね。

それが、現在、まぁ孫が出来て以来、素晴らしい変わりようです。（笑）

「これがホントに俺のオヤジか？」そう思えるほどです。

見たこと無い笑顔と孫をあやす優しい言葉使い。

ボクは最初、本当にホントに驚きましたよ。（笑）

孫が可愛いのは分かります、でも凄い変貌ぶり。

ボクの見たこと無い「オヤジ」。

歳をとったこともありますが、それだけじゃない、まさに人格の変化。

これぞ孫パワーですか！

ボクがそうされた記憶なんて全く無いんで、

それだけ子供と孫は違うんでしょうね？

不思議です。

改めて「オヤジという人物」を考えた時、

暴力と酒の「オヤジ」、釣りが好きで孫を愛してる「オヤジ」。

この極端な二面性をもった人を、

どう理解すれば良いのか？

ボクの胸の中のモヤモヤが、その解答を探し続けている気がします。

でも、今言えることは

いつまでも「オヤジ」には元気でいて欲しいです。

それだけですね。