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デイブ・シモンズ。(番外篇vol.386)

2013年11月11日 08時54分03秒 | Weblog
60年代に活躍したイギリス人ライダー「デイブ・シモンズ」選手ですよ。

彼の国際レース参戦は63年のマン島TTよりスタートします。

チームは当時ホンダに次ぐ日本の製造メーカーであったトーハツからエントリー。

途中ホンダとも契約を交わし68年シーズンまでマン島TTのみのスポット参戦をしていました。

で、69年についにカワサキ・ワークスとフル参戦契約を果たしWGPに本格的に

乗り込むカタチとなります。

125cc、250cc、350ccとトリプルエントリーし、

125ccで全12戦中8勝、2位を2回獲得し圧勝でワールドチャンピオンを獲得します。

70年には表彰台の常連になるも総合4位。

71年にはケガもあって総合6位となっています。

しかし72年シーズンを終えてノンタイトル・レースであったフランスのエリア選手権で、

パドックの火災に巻き込まれて死亡。

享年33歳でした。

69年に獲得したワールドチャンピオンはカワサキにとっても初の快挙で、

80年代にアントン・マンク選手が250ccでチャンピオンになるまで、

勝利はありません。

日本のカワサキに貢献した人物だったんですよね。

「デイブ・シモンズ」選手の場合、けして天才的な速さを持っていた訳ではなく、

地道に努力を重ねる選手だったようです。

また悲しいかな、この時代の選手はとにかく亡くなる方が多かったですね。


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