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2スト・レプリカバイク。

2010年06月18日 10時02分11秒 | Weblog
各バイクメーカーが、レースバイクを市販車にフィードバックするってのは

随分と昔からありましたが、

それが急速に進化し始めたのは80年代に入ってのこと。

まず、80年に衝撃的なデビューを果たしたヤマハ「RZ250-350」。

低排気量でありながら高速走行や過激な加速が可能なレーサーゆずりのバイクです。

作りも良くサスペンション、ブレーキ系も含め軽くしっかりしたものでした。

それまでのビッグ排気量バイクを凌ぐとも言われ、大変人気があったバイクです。

そうそう、ナナハンキラーとも言われてましたね。

それに触発されるカタチでホンダ「NS250-400」が登場。

スズキからも「RGガンマ250」、カワサキからは「KR250」など次々と発売されます。

当時、これらのバイクに共通して言えるのは、全て2ストエンジンであったこと。

2ストとはエンジンの構造のことなんですが、説明すると難しくなるんで、

特徴だけ、

4サイクルエンジンと違って2サイクル(2スト)エンジンは構造がシンプルに出来てることと、

ある一定の回転数が加わるとターボのような加速を体感することが出来る、

軽量でパワーがあるエンジンのことです。

この特性を利用して作られたバイクが後に登場する2ストレプリカバイクに進化してきます。

80年代中半に入ると2ストバイクの高性能化、進化系が登場し始めます。

ヤマハからは「TZR250」「TZR250R」など。

ホンダからは「NSR250」「NSR250R」など。

スズキからは「RGVガンマ250」「RGVガンマ250R」など次々と登場します。

進化形の大きな特徴としては2ストエンジンのV型にあります。

それまでの並列に比べ加速やトルクを高めることが出来るようになったんですよね。

この進化は90年代中半まで毎年続きます。

近年、2ストエンジンはオイル混合であるが為に自然に優しくないとして、

メーカーも新たに開発することは無くなってしまいました。

今思えば、

当時バイクが過激で若い世代に受け入れられた、

古きよき時代を象徴してたエンジン、バイクだったですよね。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
2サイクルバイクで思い出す (同業者A)
2010-06-18 11:46:15
私が高校生の頃、KawasakiのKHシリーズという2ストロークのバイクがありました。かつてはSSと呼ばれていたモデルだったとか。メンテナンスが大変で、おまけに乗りにくい、しかしその爆発的な加速を味わうともう離れられないという「魔性のバイク」だったらしく、バイク好きの同級生が言うには、一度乗るとそのスピードに魅せられて、必ず事故をおこすという別名「死のバイク」だったそうです。どこの誰それが死んだとか、重傷で入院しているとか、いろいろと聞かされた記憶があります。
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おっと (ダトニオ)
2010-06-18 15:03:08
写真のRZは凄い改造だね~
倒立に片持ち?タンクしか原型残ってないじゃん。
これ欲しいわ。
あとツーストなら、NSRかTZRの後方排気あたり乗りたいかな。

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2ストバイブル。 (ムーニー)
2010-06-19 11:30:20
同業者Aさん

そうそう、カワサキのマッハってバイクですね。
エンジンパワーが凄い割にブレーキやシャーシがついて行かず、
とても危険なバイクと言われてました。
凄い走るけど、曲がらない、止まらないってヤツです。
でも、そんなスリルそれを求めて当時乗ってたんですよねぇ!
ps:昨日、お隣さんと飲みに行きました。
  楽しかったですよ。v


ダトニオさん

写真のRZについてる足回りはNSRの後期型についてたもの。
フロント倒立のリア片持ち式ですね。
これはフレームからの大改造車ですが、
カッコ良いんで載せました。(笑)
今、こういった旧車に最新の足回りを移植ってのが、
流行ってたりします。
実はボクも以前、RZ250RにTZR250の足回りを移植してました。
まさに後方排気モデルからの移植だったんですよ。

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