BMW S1000R。（番外編vol.564）

この春、BMWから新たに登場した「S1000R」ですよ。

スーパースポーツS1000RRのネイキッドモデルとしての位置づけです。

エンジンは水冷式4スト4気筒で排気量は999cc。

最高出力は156psで高性能なオートマチック・スタビリティ・コントロール（ASC）、

ダイナミック・トラクション・コントロール（DTC）が標準装備されています。

これらは路面状況に応じてトルクを制御する仕組みで、

雨の日の滑りやすい路面やグリップの低い路面に対して人が行なうスロットワークを

適正なパワーに調整するものです。

また、進化したABSとの組み合わせでより安全に走行することを可能にしています。

さらに、サスペンションにも電子制御ダンパー・コントロールの

ダイナミック・ダンピング・コントロール（DDC）を搭載してて、

細かな振動から大きな振動まで、1/1000秒単位で減衰力を調整する仕組みです。

とにかく「S1000R」は今どきのバイクで、

恐ろしいほど電子制御が組み込まれています。

100psを超す大型バイクの場合、大きなパワーを人間自身がコントロールするとなると、

かなりの腕を要する事になるし、今は誰でも大型に乗れるようになっているので、

この手の装備は必須なのかもしれないですね。

デザインもなかなか良い感じで、とても全体のバランスがいいです。

ポジションもS1000RRに比べ楽な姿勢で乗れるのでツーリングにもってこいですね。

完成された良いバイクじゃないかと思います！