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若井伸之。(番外編vol.345)

2013年09月23日 10時36分31秒 | Weblog
88年よりプロレーサーとして活動を開始した「若井伸之」選手ですよ。

90年に全日本ロードレース選手権で総合2位を獲得したのを皮切りに、

WGP125クラスへの参戦を果たします。

この時代は日本人ライダーが多く世界にはばたき始めた時代で、

同期に坂田和人選手や上田昇選手などがいました。

「若井伸之」選手の場合、レース結果は大したことはありませんでしたが、

長身からなる長い手足を使ったライディングからWGP界で、

「フラミンゴ」と呼ばれることで有名だったりします。

とにかく仲間想いで面倒見が良かったことから、

同じ日本人ライダーにかなり慕われており人として素晴らしかったようです。

92年途中から250ccクラスへステップアップし、スズキワークスで戦いますが、

第4戦スペインGPの予選中、ピットロードから飛び出してきた一般人と接触し、

コントロールを失って強くコンクリートウォールに激突。

そのまま帰らぬ人となってしまいます。

享年25歳でした。

近年のメジャーレースで日本人の死亡事故は始めてであり、

舎弟関係にあった原田哲也選手を始め、

坂田和人選手や上田昇選手など、かなりの動揺があったようです。

一時は日本人ライダーすべてがレースを棄権する方向にあったようですが、

結果的には追悼を込めてレースに参戦するかたちとなり、

原田哲也選手は250ccクラスで優勝、坂田和人選手も125ccクラスで優勝するなど、

「若井伸之」選手の意志が乗り移ったかのような好成績を上げます。

また、関係者や仲間などで集められた募金でスペインのヘレス・サーキットに

「若井伸之」選手を偲ぶ「フラミンゴのモニュメント」が建ています。

レースファンより同じレーサー達に愛された人物だったようですね!





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