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片山敬済。

2010年09月02日 10時41分08秒 | Weblog
多分、ほとんど誰も知らないと思うけど、

この「片山敬済」さんは70年代前半から80年代中盤までWGPで大活躍したバイクレーサーです。

日本人としては最初に偉業を成し遂げた人物で、

1978年、当時存在した350ccクラスでワールドチャンピオンになった人です。

もちろん日本人としては初めてのことです。

その後も最高峰の500ccクラスで何度か優勝、表彰台も常連という成績を残しています。

彼が走った時代に速かったライダー、ケニーロバーツ、フレディースペンサー、バリーシーン、

など超有名カリスマライダー達と互角に戦っていたんですよね。

優勝:片山敬済、2位:ケニーロバーツ、3位:フレディースペンサーってのもありました。

これ、凄いことだと思うんですよね。

当時は2輪レースで世界に通用する人ってほとんどいませんでしたし、

まあ、早すぎたスーパーヒーローって感じです。

なんせ、当時はあまり取り上げられなかったですから。

その後、ちょっと遅れて登場した日本バイク界で有名人の平忠彦さんが、

83年にサンマリノGP250ccで1レースだけ優勝して大騒ぎしましたが、

彼の功績を考えると大したことありません。

彼の存在は当時のバイク好きの中だけで賞賛されており、

今に比べて知名度はとても低かったんですよね。

90年代に入って日本人ライダーの活躍が目立ちはじめ、

強いライダーが沢山WGPに参戦し活躍しましたが、

実はその昔「片山敬済」さんという凄いライダーが存在していたんですよね。

引退は85年のことでした。