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阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

「元カレの遺言状」という『このミステリーがすごい!大賞』を取った小説を図書館で借りて読んでみた。

2023年02月23日 | 乱読は楽しい

こんな大賞clickがあることも 賞金額が1200万円であることもこの小説clickを読むまで知らなかった。

  作者が一年だけだがプロ雀士だったことと、弁護士であるという経歴を知ってそれに興味を持ったので借り出した。

ミステリー小説は若いころ「ハヤカワ・ミステリマガジン」clickを毎月買って読んでいたが 最近はもう長く読んだことはない。

読みだしたのはいいが 登場人物が生きている世界に感情移入ができない。この小説の世界になかなか感覚がついていけない。

なんか別の時代の、別の国のそらぞらしい話のように思えて、三分の一ほどで読むのを止めた。

  図書館に返す期限が近付いて来た時に 返す前にもう一度パラパラっと続きに目を通してみた。

すると話の運びの旨さや謎解きの面白さが急にわいてきてそれからは一気呵成に最後まで読んでしまった。

なるほど確かに読ませる構成力と内容があった。

 たまには 手を出さない本の分野に入るのも頭のクリーニングにはいいのかもしれない。

 「新川帆立」という宮崎県出身の作者は いまアメリカ在住だという。

彼女が念願の息の長いプロの小説家になれるかどうかは 私には登場人物の呼吸や感情の動きがよりわかる描写が欲しい。 

彼女自身も他者の書いたいろんなジャンルの本をもっと読んでいけば、もう一冊「売れる本」が書ける人だと思う。

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記事の見出し(ヘッドライン)のつけ方で 一般国民のイメージ操作する大手マスコミ・テレビ

2023年02月23日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
2010年12月08日(水)「阿智胡地亭の非日乗」掲載
 

♪ウィキリークスの創始者であるアサンジ氏が英国の警察に出頭し拘束された。事前に本人が出頭すると予告していた通りの予定の行動だった。

ネットの「くらべる一面」で朝日、日経、読売の本件に関するヘッドラインを見るとすべて「アサンジ氏逮捕」と、逮捕という言葉が使われており、

正確な報道は以下のように毎日新聞社だけだった。

「ウィキリークス:創設者アサンジ氏を拘束 英で出頭

 【ロンドン笠原敏彦、カイロ和田浩明】英警察当局は7日、スウェーデンでの性犯罪容疑で国際指名手配されていた内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、

ジュリアン・アサンジ氏(39)をロンドンで拘束した。弁護士が交渉した結果、同氏が出頭した。裁判所は保釈を認めなかった。

同氏側はスウェーデンへの身柄引き渡しを阻止する法廷闘争を行う意思を示した。

 容疑は、同国の女性2人の訴えによる「強姦(ごうかん)」など。スウェーデン当局は同容疑での事情聴取を求めている。

アサンジ氏は「同意の上」での行為だったと否認している。アサンジ氏の弁護士は逮捕請求は「政治的行為」と批判。米国への身柄引き渡しにつながる可能性を指摘している。

 アサンジ氏は米公電暴露への国際的な圧力が強まる中、最近は英南部に潜行していた。英警察は6日にスウェーデンから正式な逮捕状を受け取っていた。

 次の審理は14日に始まる。欧州連合(EU)のルールで、加盟国は指名手配の容疑者を拘束した場合、90日以内に当事国へ引き渡す義務がある。

 一方、スイスに移ったウィキリークスのサイトは7日も稼働し米公電を新たに45件(6日分)公開した。同サイトのスポークスマンは「逮捕は報道の自由の侵害だ。

公電公開を続ける」としている。

 ◇25万件暴露も示唆

 アサンジ氏拘束で焦点になるのが、同氏らが世界に配布した未公開ファイルだ。米メディアによると、この中には未公開の米公電約25万件のほか、

金融危機の際の銀行救済に関する秘密情報や米軍による民間人空爆などの映像も含まれているとされる。

また、普天間問題で揺れた09年の在東京米大使館公電も含まれる可能性がある。これらは高度な暗号化処理を受けており、内容を見るにはパスワードが必要。

アサンジ氏は「我々に何かあれば内容を解凍・公開する鍵が送られる」と語っている。米政府などは今後、自動公開を警戒せざるを得ない事態も想定される。

 ファイルは11月26日、「歴史の保険をダウンロードする時」と題したウィキリークスのツイッター(簡易ブログ)に関連サイトが明示された。

 アサンジ氏は今月3日、英紙で「公電は暗号化ファイルにして10万人以上に送った」と述べた。ただ、同氏はどんな事態で公開するのか具体的には言及していない。」

♪NHKニュースも同じく「逮捕」という用語を使い、「クローズアップ現代」の終わりにあらためて、逮捕報道だけを別枠で行った。

この報道ぶりをみると、記者クラブメディアはある範囲の事実は書いているが、自ら出頭したという真実を見出しに表現することを避けている。

つまり微妙な情報操作を「見出し」からすでに行っている。

これ一つ見ても、記者クラブメディアが、揃ってインターネット上の新しい情報チャンネルーネットメディアにいかに脅威を感じているかがよくわかる。

帆船は蒸気汽船が出来たとき、商業的には海運業では敗北した。

しかし帆船そのものがなくなることはなかった。

新聞やテレビもメディアとしてはなくなることはないと思う。

今もそうであるように、調査や取材を殆どしないで文化やエンターテイメントの右から左の提灯記事に大きな貢献をしていくだろう。

ただ情報メディアとしてネットメディアに敗北しつつあるだけのことだ。

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02月22日に目に留まったSNS・メディアの記事

2023年02月23日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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