ロンドン五輪が始まり、代表選手たちは相当の緊張感の中で頑張っています。今のところ、予想と期待値より低い競技結果となっています。柔道や北島選手たちから、「申し訳ない、情けない」のコメントを耳にする度に、選手が背負っている壮絶なプレッシャ―を看る思いです。
特に日本国の種目である柔道では、メダルを獲得しながらも笑顔は無く「金じゃなきゃ意味がない」と答える姿は痛々しいばかりです。オリンピック選手になること自体、唯一無二の誉れであり、その上で本番までに一直線に鍛え上げて臨んだ試合の結果には運も小さくないのだと思う。
オリンピックで一生懸命に競う選手たちの姿は、過酷な猛暑の中で仮設住宅に暮らす被災地の人々を勇気づけてくれていると思います。勝てなかったからこそ知る心の持ち方、人の優しさ。NHKのテーマソングにある繋がり共感とは、勝つことのみへのそれなのではなく、必死に目指したけれども届かなかった勝てなかった、悔しさや遣りきれなさへの意味もあるのだと、被災地から私は観ています
200を超える国と地域の代表が集い、各国と地域の期待を一身に集めた代表達が競う世界最大の祭典を、できるだけ多面的な視点で楽しみたいと思います。柔道女子48㌔福見選手が「一生悔いが残る」などとは言わないで欲しい。あなたにはまだまだこれからの人生があるのだから。私たち国民の代表を讃えることはあっても否定するものではないと思います。結果がすべてなのではなく、そこまで頑張った努力の過程に対して敬意をもって帰国を待ちたいと思います。
オリンピックに触発されて、時間の合間をみては泉体育館のプールで千メートル泳や七北田公園の外周を60分走しています。汗だくだく喉からからで見えるものがあるのでした。被災地へ勇気と期待を与えるロンドン五輪は最終日の男子マラソンまで目が離せません。頑張れ選手たち、前を向いて進め!!