あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

政府の政務三役は自覚せよ

2010-09-04 | 国際・政治

食と農の再生会議みやぎ 研修会 会場・(大崎市)グランド平成

100904_134553 大崎市伊藤市長が来賓として、鳴子で全国こけし祭り開催中、民主党の代表選挙の争点に食と農が論じられていないのは大変残念、 市の農政担当幹部職員も勉強に同席、大崎市食料基本計画を策定中、六次産業化を目指していく等のご挨拶。

会のアドバイザー石山けいき衆議院議員が挨拶 農林水産委員会所属 党内農業政策の座長

100904_140147 講師・篠原孝 農林水産副大臣(元農林省キャリア・長野一区選出衆議院議員)戸別所得保証制度を政策地産地消(旬産旬消)を提言(1987年) 日本人の半数はアルコールで顔が赤くなる。などレジュメの2番目・地球環境時代の食生活*地産地消・農業政策を語らずに自論を語る時間。

戸別所得補償制度を知っているかと、本日の会場に問う副大臣。戸別所得補償のねらいとは? 次年度は小麦、大豆、なたねを復活させる。米以外の作物に米並みの所得を補償する。中山間地域で作りやすい作物を誘導し耕地利用率を高める。農家のセーフティネットとしてのもの。10アール当たり米1.5万円、他は2万円とする。直接給付による農村の活性化策。

フードマイレージは少なく。宮崎口定役の教訓は、加工畜産は本来の農業でないということ。国民に食の安心・安全を届けるのは、有機農業、原産地表示の徹底である。国内全体を都市近郊農業としてETA、EPAを跳ね除けろ。21世紀は向都離村から向村離都に転換する世紀。

以下に、篠原副大臣発言例。菅総理から電話がかかってきてゴチャゴチャ言ってきたので副大臣を受けた。日本の農政は米作ばかり優遇してきたのが間違っている棚田など馬鹿らしくて作っていられない。日本人はケチな国民で、ヨーロッパ人は違う。糞尿だらけの国になる。日本の畜産は異様な畜産である。

篠原副大臣は本日の会の趣旨と副大臣としての自分の立場を心得ているのか。今時、政治主導を掲げる民主党政権の政務三役はどれ程の者かと注視されていることを考えて欲しい。政務三役は解説者ではない。国策の責任当事者であることを自覚すべきだ。篠原副大臣は、会場に来る前に駅前で党代表選の菅総理の応援演説をしてきたというが、今回の小沢氏決起の理由のひとつに菅内閣政務者への不信任があるとするなら、今時に代表選挙を実施する意味も無い事はないと思う。

質疑応答に移る。

アイコープ宮城・現状の補償制度ではただのバラマキ政策と批判されるだけでないか? 答え・米のみの優遇策でない。次年度から他も補償していく。大規模農家向けの従来型政策ではない。

飼料米をもっとたくさん生産して飼料の自給化すべきでないか? 答え・水田は二毛作に切り替えられる。えさ米を作らずともいい。草飼料をもっと見直すべき。消費者第一主義から見方を変えること。米の研究優先むでなく他の作物の研究にもお金をかけるべきと考える。

1大崎の農業者・補償制度は減反絶対条件であることが納得できない。 減反を止めるところから農政が転換できるのでないか? 答え・今は条件としているが今後は罰則も無くした。麦と大豆に転換していければ減反しなくてよくなるようになる。米作優遇の悪循環を断ち切りたい。

古川農協・過剰作付けの心配あったが実際は無かったのは良かった。食料自給率の向上50%目標は大変困難でないか? 担い手なくして自給率の向上はあり得ないが? えさ米飼料は買取を? 答え・50万トンの買取はできない。年末に赤字決算になって年越しになる心配大きい。意欲ある人を農業に引き込む政策を積極的に取り組みたい。

約一兆円規模になる来年度の所得保障制度は期待したい。だが財政的に将来的にも大丈夫なのか? 答え・土地改良費の減額によって財源をとっているが、農水予算の太宗となる所得保障制度であるのは事実。

登米市で1000俵生産・定年退職して農業を始めた60歳過ぎた者を担い手として期待するのはおかしい。

秋保の農業者・品質の向上への取り組みをより積極的におこない日本ブランドを確立していくべきではないか? 林業は水源を守っている業。もっと林業への取り組みを見直すべきでないか? 答え・菅総理は林業に入れ込んでいる。特別枠に林業予算を確保する予定。ドイツの黒い森をモデルとして取り組む。米の輸出には賛成できない。国産米は国民で消費する米作として考えるべき。