今議会の各議案が各常任委員会に付託され審査を行いました。
私の所属する市民教育委員会では、補正予算に小中学校に太陽光発電機を設置する件と耐振体育館工事の件がありました。
私から、・今回設置案にある小学校7校、中学校1校の選定理由。・同じ内容で国から補助が今後もある場合は何校まで設置校を増やせるのか。・かつては、学校への太陽光発電機設置の先進都市だった仙台だが、近年は他の政令市も力を入れているが、今回の補正で他都市の設置例は。
などを、環境先進都市を標榜する仙台市にとって将来の仙台市を担う小中学校に自然エネルギー利用施設が整備される教育的意義は大きいとの立場から質問しました。
相当の重量のある機器を校舎屋上に設置するには、校舎そのものの条件がありますが、建物構造のみならず、学校での環境教育への取り組み状況なども判断したとのこと。また同様の補助がさらに国から手配されれば、設置校を30校増やせるとのこと。今回の設置により市内47校に、太陽光発電器を設置することになります。
工事契約に関する件(宮城野区文化センター建設工事)の審査は時間を要しました。
なぜなら、本体工事の仮契約事業者3社合同体のうち、筆頭ゼネコンが、現在羽田空港拡張工事の件で警視庁の捜査を受けている渦中にあるから。嫌疑が明らかになれば指名停止処分となるため、捜査の推移を見た上で結論を出すべきでないかとの意見。
我が会派でも、疑わしくは契約せずとの考えを持ちつつ審査に臨み、仮に議決され本契約が結ばれても、契約書の要綱上、県警から通報あれば契約は即解除されることの再確認をしました。
本来の利用開始計画より大幅に遅れに遅れている宮城野区民待望の「文化センター」建設が一日も早く進むよう、県警から通報なきことを祈ります。もしも契約解除の事態になれば、再び入札をやり直し仮契約、本契約と手続きを繰り返すことになるので、現在は平成24年度開設の時期がさらに1年程度は遅れていくとのことです。
当委員会の委員10名に、宮城野区選出議員は1人もいないのでした。
議案等に関すること以外の報告事項は、あの定額給付金の支給期間が終了したこと。未申請は3%弱であるとの報告。それにしても、総額150億円ものお金を103万市民45万世帯に対して、よくぞほぼ完璧に支給できたものと当局にご慰労申し上げます。
その他で、私から3点取り上げました。・ベガルタ仙台の優勝昇格パレードの講評。・天皇杯準決勝の市内企画の実施。・市のスポーツ交流課内に事務局を置き会長は奥山市長である「ベガルタ仙台ホームタウン協議会」もJ1規格の協議会に発展させていこう。などを担当課と質疑しました。
委員会は、宮城野区文化センター工事契約の件で、他の委員会から財政局長を説明員として呼んだため、局長の所属委員会終了を待って中断したことなどにより、5:45に審査終了し閉会しました。