あびこ雅浩の日記

仙台市議会議員あびこ雅浩の活動日記。

代表質疑二日目

2009-12-10 | 国際・政治

10時半から「下水道事業とアセットマネージメント」についての会派学習会を実施。建設局田口参事以下、各担当課長、水谷資産管理戦略室長から説明を受けました。仙台市の下水道普及率は浄化槽普及地区を含めほぼ100%。その施設資産額は8700億円。下水施設は、老朽化対策をはじめ、どう計画的に適正管理を行っていくか、その手法がアセットマネージメントであり、仙台市は全国に先駆けて具体的な着手を始めているのです。この手法は下水道のみにあらず、市の所有施設/資産すべての維持管理に共有すべきマネージメントです。

午後から本会議が開かれ、3会派・公明党・共産党・社民党の会派代表質疑が行われました。

以下に私のメモから内容の紹介をします。

・奥山市長初議会での所信表明と就任3ヵ月の市政運営、総括について

4・新型インフルエンザ対策は受験生には一律優先接種を。無料接種の拡大を

・生活保護受給者の増加の現状と生活指導ケースワーカーの増員を

・特別支援学校(県立)の生徒増と市立支援学校の設置を要望

・宮城野区文化センター建設工事契約と応札企業が検察捜査を受けた問題

・指定管理者の指定期間を五年に延長した理由と選定、監査のあり方

新卒者への就職支援策、生活困窮者への支援策の充実

・年末年越し時の市民生活相談

・路上生活者(ホームレス)の居住先の確保

・ガス事業の民営化は問題

総合計画策定にあたっての重点項目

・精神障害者福祉施設と生活訓練、就労支援のあり方

・水族館の松島からの移転と本市の取り組み

以上のような項目の質疑が行われました。

宮城野区文化センターは、JV企業体の代表企業が東京羽田空港の工事の件で地検から捜査を受けている状況であり、工事の本契約を決めるのかが問題。しかし市は、現段階では契約解除要件にはならず、また契約後に刑事告訴されても契約は履行するとの答え。

指定管理者は今回の施設も含めると、指定管理者制度が始まって以来5年で130を超える市の施設が民間等に管理を委ねることになりますが、管理者の指定認定のあり方や、市の監査のあり方は、あらためて検めなければなりません。

また、奥山市政は8月下旬からスタートしてまだ3ヵ月です。議会は拙速な「総括」を求めるのではなく、次年度当初予算からが奥山市政の本格スタートと受け止めて審査していくべしと思います。