第一回委員会を行い、委員会の調査目的や項目、調査方法や開催日程等々を協議しました。洞爺湖サミットも開催され、地球温暖化の防止が今、どれほど深刻な課題になっているかは、広く知られたところです。杜の都仙台として今までの取り組みがどうであったのか、そして今後必要である対応策について、本委員会で真剣な議論をしていきたいと思います。
仙台市の特徴としては、自動車をはじめとする運輸部門の排出と、家庭内の電気使用などの民生部門の排出が割合として高いようです。したがって、自家用車のガソリン使用量と自宅内の電力使用量が減ると、仙台市の二酸化炭素排出量が、相対的に減ることが環境局からの説明資料で分かりました。
また委員からの意見で多かったのは、深刻な地球温暖化の現状とその対策について、 仙台市民がより分かり易く理解できる取り組みをどうすべきか、より着実な市民啓発をどうしていくべきかなどがありました。
実は、仙台市はかつて環境施策の全国最先端を走っていたのでしたが、今や関西や中部地区の他都市に先を越されているのでした。そこで、太陽光発電や電気自動車の導入、市民啓発のモデル事例などを視察調査のテーマにしていきたいと考えています。
いずれにしても、この委員会では、積極的な委員相互の意見交換と議論を進めていきながら、本市の総合基本計画や環境行動計画などが改定時期を迎えることを見据えて、委員会報告書を取りまとめて行きたいと思います。委員長として一年間頑張ります。
