eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

アテにならない回路!!

2011年02月25日 | eつれづれ
某誌面にあったものだが、余程ふるい??回路なら理解できるが、そもそもシーケンスの基本の自己保持回路は下図(b)の様に配線する。リスク管理上は復帰優先回路を採用するのは常識と思われる。最も電源側にELB等あれば防止できる??。
この様な事例もあるので、機械メンテ時は必ず電源ブレーカを切り、部外者より運転されない様に運転禁止札を提げて不用意な事故発生のリスク管理をすべき。
サーマルリレーTHRは通常はMCの下に入る...この回路は動作すれば良い程度のサッパリ参考にもならない回路例だ。マァ自然に電動機が回る危険があると...これが言いたかったのかシランガ!!。

遠方操作をする場合は切スイッチに直列、入スイッチは並列に遠方数だけ入る事になる。

毎日、ブログねた探しに苦労している針金電気ヤです。

バケット車内で感電死亡

2011年02月23日 | eつれづれ
外線工事中、バケット車内にて感電、死亡した記事が載った。活線での作業は保護、防護していても常に危険が伴う。活線〆ラーで電線を緩めたところ手袋に刺さったか...詳細は不明だが、22才の経験もまだ浅い電工に合掌。原則、停電作業が基本だが、安定供給の名の下に中々、止める訳もいかず。

我々、電気管理技術者も防護ナシで、のこのこ昇柱する...先のブログにも載せたが下からの柱上など目視で十分、何も一人親方の身分、余りバカ正直過ぎても...。だれも評価などしない土方電気ヤでした。

第7条 (活線作業用装置の耐電圧性能等)
1活線作業用装置は、常温において試験交流による耐電圧試験を行ったときに、当該装置の使用の対象となる電路の電圧の2倍に相当する試験交流の電圧に対して5分間耐える性能を有するものでなければならない。
2前項の耐電圧試験は、当該試験を行おうとする活線作業用装置(以下この条において「試験物」という)が活線作業用の保守車または作業台である場合には、活線作業に従事する者が乗る部分と大地との間を絶縁する絶縁物の両端に、試験物が活線作業用のはしごである場合にはその両端の踏さんに、金属箔その他導電性の物を密着させ、当該導電性の物を電極とし、当該電極に試験交流の電圧を加える方法により行うものとする。
3第1項の活線作業用装置のうち、特別高圧の電路について使用する活線作業用の保守車または作業台については、同項に規定するもののほか、次の式により計算した漏えい電流の実効値が0.5ミリアンペアを越えないものでなければならない。
I=(Ix÷Fx)×50
    I : 計算した漏えい電流の実効値(ミリアンペア)
    Ix: 実測した漏えい電流の実効値(ミリアンペア)
    Fx: 試験交流の周波数(Hz)


0.5mAを超えてはならない...人体抵抗2kΩの時バケット車の絶縁抵抗値は0.36MΩ程度の様だ。これ以下になると0.5mAオーバーとなる。
よって計算上、1MΩあれば防げたものと推測される。
感電電圧2.1kVとなるがバケット車の絶縁は、殆ど0MΩだったのかどうか。雨の日などの活線工事時は防護してもチクチクするが、バケット車が大地レベルと同じΩではマトモに流れ当然、感電する??。

同じ条件でED(車にエクセルR3接地をとる)を300Ωに高くした場合、規定0.5mAを超過し人体には1.6mA流れるエクセル計算だ。そして感電電圧も対地電圧6600/√3=3810V近くなるので危険が増大する。
工事におけるバケット車の接地などイチイチ接地測定などせず、ただ棒を刺すだけ...接地抵抗高いとリスクがある事になる。

☆以前UPした土方電気ヤのブログを再掲。
PASの活線でのヒモ交換作業で奥にあったもの道路事情でバケット車反対側に行けず。

ヘタすると感電もの...電力GRトリップ再送電前に引きずりおろすか...いずれにしても、こちらも何も防護ナシ。


マメな土方電気ヤのボランティア

2011年02月22日 | eつれづれ
ボイラー制御盤にあるmV端子より仮に温度計を入れてタッチパネル、記録計の温度と比較して正常なのか確認してみる。この方が何せトラブルを区別するには手っ取り早い...。

タッチパネルの温度表示画面等...結局、センサーは問題なく操業のやり方でシーケンサプログラムが前に進まず(クリアならず)固まる!![様だ。設置したメーカーに、その旨伝える様に指示して終了。

数mV~6.6kVまで実に範囲、広くボランティアしているマメな土方電気ヤでした。