eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

ブレーカ爆発短絡事故か

2014年01月19日 | eつれづれ

原因にはブレーカのオンオフとあるが、多分無負荷では無く相当の負荷電流が流れたものをオンオフしたのか。電路を遮断するには事故電流の自動しゃ断は別として、なるべく軽負荷を狙って操作すべきだろう。まして繰り替えされたのでは開路時のアークは熱エネルギーとなり隣の相までストレスかかり相間短絡爆発と推測される様だ。

この3P15Aの配線用ブレーカは2.5kAの遮断容量がある。この電流で切れない場合は短絡、爆発する。付近に可燃物があると着火、火災となるので電気室等には物を置かない...よく空きスペースがあると言って山積み...絶対に物置替わりにはしないのが鉄則。
PASなどは遮断能力は無いので高圧線の短絡時は電力変電所の遮断器を利用して一旦、切ってもらう。その後の数秒間の無電圧を検知し、PASは自動開放する(SOG制御装置内の電解コンデンサ放電させトリップコイルに通電)。再度、かまわず電力変電所より再投入...事故側のPAS開放なっていれば再閉路成功。後は事故側の点検が待っている話。
不成功は波及事故となり当該、系統の全停電、電気がこない事態、被害被ることになる。

短絡事故で3P100A配線用ブレーカが回路を遮断出来ず相間短絡、結果的に短絡電流が流れ続け電磁開閉器他、丸焼け火災となったもの。高圧側の電力ヒューズ等切れないで、流れ続けるので要注意。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿