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方向性地絡継電器(DGR)試験実体

2017年08月19日 | eつれづれ

実際の高圧受電盤内、分岐回線についている左側DGRと右側OCR。中はDGRトリップ用リレー箱。

試験用端子の上は(DGRのVo入力用T端子)、下はIo用零相電流端子。
本来なら真空遮断器の外部接点、入もあればベター(VCBT端子、動作時間用)だが...。

キュービクル内に有る零相電圧検出器(ZPD)が各相分ある。右側に先に検証した20:1トランスと分圧コンデンサが入っているリレーBOXがある。

零相電圧検出器(ZPD)コンデンサの下側端子より並列配線してリレーBOXに入る。

光商工(株)の碍子形零相電圧検出器(ZPD)本体。

方向性地絡継電器(DGR)試験は全停電しているのでDGRとリレーBOX用の100V電源(受電中は電灯変圧器より供給)が必要となるので別途のインバータ等の発電機がいる。
変なやり方をするとステップUPで高圧側に印加するので要注意だが100V配線を一旦、外して
安全を確保して試験器より100Vを入れる様にする。

安全ブレーカの左側がGR電源で中はLGR右はFAN電源。
この試験をする時はキュービクル内部に清掃等の作業は止めさせて感電回避をはかる。
更に短絡接地取付ヶ所は作業直近にすれば万一、ステップUPしても試験器ヒューズが切れるので3重の安全が確保可能。
もっとも経験だけ豊富な爺さん、まだらボケでPAS開放もせず、触って感電死亡するものもいるのでコリャー本人、スキルあるある!で社会貢献のつもりでも、金欲しか無いトホホの現実。
以上、方向性SOG制御装置試験から方向性地絡継電器(DGR)まで、素人技術者向けでブログUPしましたオソマツ。



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