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低圧進相コンデンサ考察

2012年06月22日 | eつれづれ
1996年製、30μFの低圧進相コンデンサがあったので単三回路に入れて見る。コンデンサの電流は50Hzで1.09Aとある。計算上、目標力率82%→90%にするには76μFのコンデンサが必要だが...μFが増えると経済コスト的に意味が無くなる。進相コンデンサの容量入れ(力率の進み)過ぎも人間の飲み過ぎ同様、弊害も出てくるので適宜、適当に判断する事。
低圧進相コンデンサの追加は、あくまでも回路力率が悪い事が前提で昔と違い、家電等の新商品は非常に効率(力率)が良い商品が当たり前の時代となった。

進相コンデンサ入れる前に1時間毎、電力データを採取。下段は取付後に1時間だけデータ採取...。

30μF進相コンデンサを投入した時のパソコンモニタ力率は進み0.56で、この状態では進み過ぎた様だ。コンデンサ投入すると、これに伴って電流計の指示は増えるがコンデンサは電力を消費しないので電力計の指針は変化しないゾ。これから漏電のIc(対地静電容量成分電流)が多くあっても危険性は無い...Igr(対地抵抗分電流)は電力を消費するので発熱、火災発生となる...Io=合成電流方式の漏電ブレーカ、絶監装置等は動作する可能性有り...これも延々とテーマが出てくる。

30μF進相コンデンサを開放した時は0.99となり、負荷が入れば遅れ力率となる可能性がある。


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