eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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端子間スパークは再現不能

2011年05月09日 | eつれづれ
変圧器絶縁油耐圧試験を行った序でに、前日の雷で端子ーアースに抜けた電圧は如何ほどかと...ゴミとなった同じ24時間絶縁監視装置を使い電圧を印加してみた。

電源コードとアース端子に電圧をかける。

300Vも逝かないうちにバシバシ音、これは端子からのスパーク音で無く絶縁監視装置内部からの様だ。サージ素子でもパンクしたか...。

終了して絶縁監視装置をコンセントに入れても既に電源がつかずパーとなった様だ。
結局、雷被害の様な端子間のスパークは再現不能だった。ある程度の電流が多く流れないと溶接痕の様な事にはならない事が判った。

結論:
針金電気ヤとして適当な考察...今回の実験で実際の絶縁監視装置は電源端子からのスパークで溶接痕が有ったが装置そのものは異常なく正常に通信しているので内部はイカレていない状態。
よって雷の電圧、電流の流れたルートは地面よりアース線に上がり100V電源コードを伝わり変圧器へ戻った?!と推測される。このため当該の2P20Aのブレーカがトリップしていた。

ゴミにする前に中身を確認したが外観上は何とも無し。

これで○く収めましょう...こんなのに関わっていたらキリがないので!?。

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