eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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降雨の中の定期点検

2010年10月28日 | eつれづれ
朝から雨降りで午後よりの定期点検はブルーシートをキュービクルにスッポリかけて実施。通常は、しないのだが予定も詰まっており...。

キュービクル一括高圧絶縁抵抗値は1500MΩで高圧ケーブル側は降雨もあり10MΩと低い。

1000V(メガー値)左エクセルと4000V例のエクセルのtanδ値は、何れも2.0で当然、絶縁抵抗値の10MΩのIgr(対地抵抗分電流)mA変化しないが、Ic(対地静電容量成分電流)は電圧に比例するので5.03mA→20.11mAと増加する。tanδ値2.0は高圧ケーブルの場合、要注意のレベルとなる。高圧ケーブルと一緒にPCT.(VT.LA内蔵PAS)等が、ぶら下がっているが計算上、C分は極小なので無視。
高圧ケーブルは38sq*50m程度あり静電容量は0.32μF/kmとして入力。

降雨なので10MΩ程度の数値は問題なく、もっと低いのはザラ??。海岸地域を保安管理している電気管理技術者の苦労は内陸地とは異なり塩害等で大変だろう。又、冬でも雷ゴロゴロは考えられない現象でもある。
こうなると晴天時の2000MΩなど、どうにでも変化する事なのでヤッパリ気休めなのか!!。数値tanδ2.0要注意レベルで納得する根拠か...一喜一憂しない雨降りでもボランティアをする土方電気ヤでした。

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