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電力の融通でやりくり

2012年11月26日 | eつれづれ
予想外の寒さ…東電が100万キロワットの融通を緊急要請
東京電力は26日、気温の大幅低下により電力需要が見通しより上昇したとして、他電力4社から緊急の応援融通を合計最大約100万キロワット受けたと発表した。応援融通を受けるのは、福島第1原発事故直後で計画停電を実施した昨年3月以来。
東電が同日朝段階で予想した管内の最大電力は、ピーク時間帯の午後5時台で4030万キロワットだった。だが、気象庁が19度まで上昇すると予報していた東京地方の最高気温は10度に届かず、暖房と降雨による照明で消費電力が増大。ピーク時の予想最大電力需要を300万キロワット引き上げたため、需要に対する余力を示す予備率は2・4%と、最低限必要な3%を割り込む事態となった。
東電のこの日の供給力は、広野火力発電所5号機(福島県広野町、60万キロワット)が25日夜にトラブル停止したことなどから4435万キロワットだった。12月の需要期に向けた発電設備の定期検査が重なり、急な供給力上積みができなかった。応援融通した電力会社の内訳は北海道5万キロワット、東北20万キロワット、中部20万キロワット、関西51・4万キロワット。東電によると27日は天候の回復が予想され電力需給の逼迫(ひっぱく)は回避できる見通し。

火力発電所のトラブルなど重なれば何時でも電力のひっ迫は起こり得るのは現状では当たり前を認識しなければならない...最悪はドカーンと広範囲の緊急停電となる。


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