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新型コロナウイルスのPCR検査

2020年04月14日 | eつれづれ

新型コロナウイルスに感染しているかどうかを調べるには“PCR検査”を行います。
PCR検査とは検査を受ける人の体液などから検体を採取し、特定のDNAだけを増やす検査です。検体を採取する際に周囲に感染を拡大させる恐れがあるため、院内感染防止や検査の精度管理の観点から体制が整っている“帰国者・接触者外来”でPCR検査を実施しています。
かかりつけ医などに相談があった場合、医師はPCR検査の必要があるかどうか判断し、必要な場合は保健所に設置されている“帰国者・接触者相談センター”を経由して帰国者・接触者外来に誘導します。
帰国者・接触者外来では、かかりつけ医などの判断も考慮に入れたうえで、必要と認められる場合にPCR検査を行います。

PCR法って?
遺伝子はそのままでは目で見ることはできません。
しかし人工的に、増やしたい部分だけを増やすことができるようになり、特別な装置を使えば目で検出することが可能になりました。
遺伝子増幅技術の代表的なものがPCR法です。
PCR法は、増やしたい遺伝子のDNA配列にくっつくことができる短いDNA(プライマー)を用意し、酵素の働きと温度を上げ下げすることで、目的の遺伝子を増やす方法です。
増えたDNAを染め出す特殊な装置に入れる事で、増えた遺伝子を目で確認する事ができます。検体の中に増やしたい遺伝子があれば増えて目で確認することができ“陽性”と判定されます。
しかし、検体の中に遺伝子がなければ増えないので、目で確認することはできず、 “陰性”と判定されます。
PCR法と微生物検査
以前、微生物検査は生化学的性状を主体とした検査法が主流でしたが遺伝子検査の飛躍的な発展により、迅速性を要する微生物検査の分野にも応用されてきています。
遺伝子検査を導入することで、微生物の新たな一面も解明されてきました。
しかし、遺伝子検査は完全な検査ではなく従来の生化学的検査を併用することで、様々なことが解明されています。

新型コロナウイルスでPCR検査が盛んに報道されているが、説明されてもサッパリ理解不能。
遺伝子レベルでの検査、素人は判るハズも無い。


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