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選挙に弱いが、わらしべ長者!!

2016年04月28日 | eつれづれ
わらしべ長者…出戻り比例復活議員がドヤ顔で語る「政権交代論」に興ざめ。
結党大会で気勢を上げる民進党幹部ら。
選挙に弱い議員を要職に据えているようでは政権交代など夢のまた夢だ。 
「わらしべ長者」という昔話がある。貧しい男が拾った1本のワラが、ひょんなことからミカンと取り換えられ、馬と取り換えられ…、あれよあれよという間に大金持ちになってしまうという話だ。夢のある幸運譚はいいものだが、新党結成のドサクサに乗じて分不相応なポストに就いた「わらしべ長者」の大言壮語は、どうにもこうにも聞き苦しい。
晴れの舞台で飛び出したのは“懺悔”の挨拶だった。3月末の民進党結党大会で旧維新の党代表の松野頼久氏が口にした言葉に会場はざわめいた。
「結党に至るまでの間、われわれ維新の党、わずか26人、支持率が1~2%しかない弱小政党のくせに党名を変えるだとか、解党新党だとか、大変失礼なことを申し上げた」。
「結集する仲間の中には、私を含め民主党を離党した議員もいる。本当に多くの皆さんに不快な思いをさせたことをおわびしなければならない。
『出戻り』だとかいう批判で新しい政党のイメージを壊してはならない。このように思って、右代表として新党の役職、全て外していただいた」。
かつて旧民主党から逃げ出し新党結成という形で実質的に「復党」した10人の出戻り組を代表して頭を下げたわけだ。
両党の合流の実相を象徴するエピソードではあるが、松野氏の「一兵卒」宣言の陰で、ちゃっかり新党の役員に名を連ねた者もいる。
幹事長の補佐役である幹事長代理に就いた今井雅人氏はその一人だ。維新の党で幹事長を務めていたことを踏まえての典型的な「たすきがけ人事」である。
平成21年の衆院選で民主党から初当選した今井氏は、過去3回の衆院選は全て選挙区で敗れ、比例復活に甘んじている。当選回数や実績から考えても、政権獲得に不可欠な「選挙の強さ」という点でみても、野党第一党の要職にふさわしい議員とは言いがたい。
幹事長代理の部下と位置付けられる副幹事長が、いずれも選挙区を勝ち上がった閣僚経験者の古川元久元国家戦略担当相(当選7回)、馬淵澄夫元国土交通相(当選5回)らであることからも、今井氏がいかに実績と釣り合わないポストに就いているかが分かる。もちろん山尾志桜里政調会長(当選2回)のような若手を幹部に起用するケースもあるが山尾氏は2回とも選挙区を制しており、岡田克也代表はこの点も評価して抜擢した。
そもそも今井氏が維新の党の幹事長だったのも自らの力によるものではない。
維新では昨年5月の「大阪都構想」の是非を問う住民投票が否決された後、当時代表だった江田憲司氏(現・民進党代表代行)が引責辞任した。これに伴い幹事長の松野氏が代表に、政調会長の柿沢未途氏が幹事長にそれぞれ就き、政調会長代理だった今井氏は政調会長へと昇格。その後、党分裂の余波で柿沢氏が解任されると、今井氏は後任幹事長に起用された。
小規模政党内の「玉突き人事」の結果で得たポストに過ぎなかったわけだが、民主党との合流の結果、いまや衆参計約160人の巨大野党の幹部に昇りつめてしまったのだから、わらしべ長者も真っ青である。
今井氏は平成24年、橋下徹大阪市長(当時)率いる日本維新の会に参加し、在籍していた民主党からは除籍処分を受けている。昨年秋に維新の党が分裂した後は、たもとを分かった橋下氏からその無節操さを容赦なく批判された。
「野田(佳彦)政権がもうダメだとなったとき、自分だけはとにかく当選するために、まさに保身のために僕に助けを求めてきた」。
「岐阜の自分の選挙区にとにかく応援に入ってくれと、しつこくしつこく言われた」。
橋下氏の一方的な言い分ではあるが今井氏が比例復活当選者である以上、橋下氏の「助け」によってバッジを付けているという現実は否定できまい。
しかし、そんな指摘もどこ吹く風。民進党発足後の今井氏は政権交代に向けて極めて意気軒高である。民進党街頭演説会では「国民から信頼をいただける政党を作り、政権を奪取し、人にやさしい政治を取り戻したい!」と絶叫し、周囲には「盤石に見える安倍晋三政権だが、形勢をひっくり返すことは可能だ」と語る。
訴えている内容自体に全く異論はない。ただ、3回連続比例復活の議員の言葉とあっては、悲しいかな説得力は皆無である。政権ウンヌンを言う以前に地元の選挙区で自民党候補に勝てない人物なのだから。
今井氏以外にも、出戻り組の比例復活当選者では初鹿明博氏(青年局長)、太田和美氏(同副局長)らが役員入りしている。
初鹿氏も「自民党政権を終わりにして立憲主義を守り、多様性を認める共生社会を実現する」(3月27日のフェイスブック)などと威勢はいい。だが、前回衆院選の得票数は自民党候補の9万8536票に対し、わずか5万6701票だ。共産党候補の得票数(3万6976票)を上乗せしてみても届かないのである。しかも、過去に批判を浴びせた政党から平然と比例復活狙いで出馬する姑息な人物だということは、過去の小欄「統一会派結成で浮かれる“ニセモノ維新”の皆さん 民主党をどれだけ罵倒してきたかお忘れですか?」で詳報した通りだ。
民進党には岡田氏や前原誠司元外相のように、比例復活当選すら許さない大差で自民党候補を破った議員もいる。江田氏や細野豪志元環境相は重複立候補を辞退して背水の陣で選挙区を勝ち抜いてきた。政権交代論は、与党と戦える議員が唱えてこそ訴求力を帯びるものだ。
「選挙に弱い者に役職は必要ない」。民主党代表時代の小沢一郎氏(現・生活の党と山本太郎となかまたち代表)は、周辺にこう漏らしていたとされる。
小沢氏への評価はさまざまあるにせよ、「実力主義」の風潮は民進党にも欠かせないのではないか。野党第一党に口先だけの議員が跋扈していては「政権交代可能な政治」(岡田氏)は実現しない。

政界渡り鳥なのか!?美味しい臭いを嗅ぎつけ、その空気でアッチ、コッチと渡り歩く...軸足定まらずプレブレ、こんな輩が執行部では始めから政権奪取など100%無理の様だ。誰も期待などしないが、まともな面子が居ない民心党の国民からも飽きられるトホホの現実。


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