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東芝の電子デバイスは産業のコメ

2015年12月09日 | eつれづれ
東芝の不正会計事件では、当初に発覚した工事進行基準の手口ばかりが注目を集めているが、それをしのぐ金額の不正会計が行われたにもかかわらず、パソコン事業と半導体事業ではどんなカラクリで不正が行われたのかが正確に伝わっていない。どちらの不正会計も在庫の積み増しを用いた古典的な粉飾決算の延長ともいえる手口で不正が行われた。
ここでは、やや専門的になるが半導体事業の不正会計に絞って解説しよう。まず、在庫の積み増しを用いた古典的な手法についての説明が必要だろう。
期末在庫を増やすと利益が増える工業会計では、工場で製品を作ったときにかかった製造経費(労務費、設備費用など)を、その期に売った製品の売上原価と期末に残った在庫品の製造原価に配賦(配分)して計算する。工場の製造経費は一定なので、期末の製品在庫高(金額)が増えると、売上製品に配賦される売上原価は減ることになる。
利益は売上高から売上原価を引いたものなので、売上原価が減れば利益は増える。在庫金額が増えると原価が減り、利益が増える。







30数年前は東芝、日立、三菱、富士、シャープ、テキサス、モトローラ他活況が有ったが、時代は急激に変わった。まだ沢山のデータブックを捨てずにあるが不用となり久しい。
一度も買わなかったがノートパソコンは、ダイナブックが有名、テレビは福山雅治でレグザが売れた。


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