eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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代行者の不注意で更にダメージ発生

2010年10月20日 | eつれづれ
大きな病院の様だが代行者1つの判断で更に重傷となった様だ。SOG箱のGR.OC表示確認せず、もらい事故の勝手な判断は素人の様だ。大きな事業所でも有り当然、区分開閉器は方向性SOG制御装置付きなので、もらい事故の判断は特段しなくとも良い。無方向性SOG制御装置ならいざしらずが一般的。60sq*170mの高圧ケーブルの様だが定常でもIc(対地静電容量成分電流)は多く流れているハズ。DGRは零相電流+零相電圧+位相(方向性)+時限のADNを見て全部一致にてPAS動作。この4点セットで自分の所の漏電(漏洩電流)と判断する。短絡事故は無方向、方向性関係なくロックして電力配電SSを遮断させてから無電圧確認後開放動作。

過去にも、もらい事故有った記載...PASなのか、それとも主DGRなのか不明だが単なる継電器の不良...定期点検での試験結果は?。地絡ヶ所は以前よりチョコチョコ催していたのでは??。1000V高圧メガーなど気休め...直流絶縁診断で対地電圧6600/√3=DC3810Vでもかければ、判明する可能性大...10kV印加なら尚可??。

ベテラン技術者は五感六巻、ヘボ感で並行調査、電線が短絡していた...焼けた独得の臭いは無かったのか。短絡は高圧絶縁抵抗測定してもワカリマセンのでZ計など個人は持っていない。直流絶縁診断5kV~でも印加すれば漏電(漏洩電流)発見が容易だったのではと思われる。
零相変流器(ZCT)貫通させる高圧カンブリック電線だったか??これは早く無くした方がベター。記事も余り詳しく無いので、この辺で...。
1.回路を見て負荷DGRは無くしPASだけで負担した方が簡潔で良いかも知れない。
2.時限動作で選択遮断などアテになるのか。漏電(地絡)警報だけでも残すとか。
3.定期点検、工事をやるにしても生きている部分無しの全停電作業が基本。
4.買電停止し非常用自家発電機設備の電源を生かして定期点検は感電事故の元。

補足:以前のエクセル計算式を盗りだして...CV60sq*(170m+74m=244m)の高圧ケーブル長さのIc等エクセルで計算、無方向性の場合、もらい事故のmAを検証してみるとPASの零相変流器(ZCT)出力0.095A→95mAとなり設定0.2Aでは約100mAがゲタを履いている状態となり付近の事業所で地絡事故を起こした場合、+αのゲタ分で、もらい事故(不必要動作)となる可能性がある。よって一般的には高圧ケーブル50m超したら前の4要素の判断で方向性を見て動作させる方式をとる。これは高圧ケーブル長さ、変圧器容量、云々関係なく採用すればベターだがコスト高となるのがデメリット。60sqのCVT高圧ケーブル、静電容量は0.37μF/km(単線)として入力。(高圧ケーブル3本は3倍の静電容量μF値)
尚、エクセル計算は事業所のB種接地抵抗値の数値根拠...電力配電線C、高圧ケーブルC、自家用電気工作物側の高圧ケーブルCを入力しての一部分。

以上、全くアテにならない言いたいホーダイ、ウソ八百の土方電気ヤでした。




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