eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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中性線(N)相の漏電(絶縁不良)

2019年02月16日 | eつれづれ

この言わんとしている解説をエクセルに入力して、どの様な時に気がつくのかを検証。

負荷電流15A、漏電ブレーカ感度30mAでは7.06mAなので動作はしない。

負荷電流50Aでは漏電ブレーカ動作する(30mA度の70%動作として)。

B種の接地抵抗値を下げると35mAが流れるので負荷電流15Aでも漏電ブレーカは動作する事になる。
つまり
①負荷電流の大きさによって漏電ブレーカが動作するので高速カッター例などで起動電流が一瞬15Aオーバーでトリップする事になる。
②B種接地抵抗が低い場合、トリップしやすくなる。
③漏電警報器100mA感度では鳴動しないが負荷電流が、大きくなると鳴動する事になる。
④やっかいなのは配線用ブレーカ、刃形スイッチ回路で漏電ブレーカ無し...そして時々、(負荷電流の増減)漏電警報器が鳴動するのが一番苦労することになる。
この現象の時は中相配線等の漏電を疑ってみるが漏電ブレーカの電源側の幹線で漏電している時(変圧器二次側~現場の幹線ブレーカ電源側なので現実的には考えなくともOKかも知れない)はマタマタ苦労するゾ。
電圧、D.B種接地抵抗値も変化、負荷電流も変化、往復の電線抵抗値は変化しないが計算のファクターに入っている...ここは本事例を参考に冷静に原因を突き止めるしかないが、全ブレーカを切って低圧メガー測定必定だろう。








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