eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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パネルの廃棄ゴミ処理

2018年01月29日 | eつれづれ
太陽光パネルの廃棄費用、エネ庁が積み立て担保策を検討
◆処分ピークは2040年頃
 20年間のFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)買い取り期間が終わり製品寿命も迎えた太陽光パネルが2040年頃に大量に打ち捨てられる懸念が高まっている。
売電収入の一部を廃棄費用として積み立てている発電事業者が少ないことなどが理由だ。
これを踏まえ、経済産業省・資源エネルギー庁は、積み立てを担保する方策の本格検討に乗り出す。第三者機関が積立金を集める仕組みなども想定している。
12年に始まったFITの全量買い取り期間は20年。ただ、太陽光パネルの寿命は25~30年といわれており、期間終了後も5~10年は自家消費などに使われる可能性がある。
12年から起算すると、おおむね40年頃にパネル廃棄のピークを迎えそうだ。
環境省の調べでは、ピークは39年。産業廃棄物の最終処分量の6%に当たる約77万5千トンのパネルが廃棄物として出ると予測している。

長年に渡り我々に負担させている世紀の愚作、ボッタクリ的な高額買い取り制度...当然、廃棄処理分も高額買い取りに入っている。
儲けるだけで先の事は考えていないのが多いとは?!担保として明記させトンズラさせない様にしないとダメとお上も乗り出す。
家庭用のパネルも近々、買い取り制度が外れる年度を迎える。
針金電気ヤのMAX48円買い取り3.2kWパネルもインバータ壊れるまで電力会社に寄付するかも知れず...設置当初は確か24円程度だったか。

FIT認定、失効案件1610万キロワット・27万件に
◆大半が「非住宅用太陽光」
2016年6月末までのFIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)認定案件のうち、新制度への移行期限までに電力会社と接続契約を結ぶことができず、失効した案件(住宅用太陽光を除く)が1610万キロワット・27万件に上ることが、経済産業省の調べで分かった。
大部分を占めるのは非住宅用太陽光で、1463万キロワット・26万件だった。
この他の電源で失効したのは、風力が38万キロワット・710件、地熱が4千キロワット・21件、中小水力が14万キロワット・64件、バイオマスが95万キロワット・82件だった。
 非住宅用太陽光の17年3月末時点での認定量は7900万キロワット・94万件。
今回の失効量を単純に差し引くと6400万キロワット程度となり、非住宅用だけで30年度の電源構成(エネルギーミックス)に掲げる太陽光比率と同規模になる計算だ。

儲け族で計画を立てたが買い取り価格も下落、そして流行も終わり頓挫したのが実体か。
それにしても狭い日本に27万件の太陽光発電申請があるとは!!。