PASの直流耐圧試験及び配達

急きょ工事会社にあった２００A中古品PASの直流耐圧試験を実施。

１３kV．１０分間印加で０．３５μAの漏れ電流、特に問題なし。
定期点検３件目途中だったが直ぐ戻り直流耐圧、リレー試験後、５０キロ先の波及事故があった保安管理依頼者と途中で落ち合う。
余裕の１日だったが、この件ですっかり狂ってしまった。

放置されていた中古PASでも全く問題ない事が数値でも判るマァ殆ど、かかればOK程度の認識だが．．．．。

14日、午前中に写真のPASを上げて無事、受電完了した旨の電話があったが波及事故は電力安全課に48時間以内に事故速報を知らせなければならないので事後処理も大変だ。

新聞記事は素人向けなのでショウガナイが漏電で無く実際はPAS内部の短絡、爆発事故です．．．老婆心ながら。

電気火災なのか．．．

コンセントのトラッキング、過熱で炭化していたか!!サーモ不良では温度上がりすぎ、機器も過熱、電線も過熱、相間バチバチとなったらブレーカが落ちるが、停電状態でも関係なく炎が継続した様だ。こうなると電気通電、有無もトント関係なくなる。昼間の訓練でも、時間がかかるのに深夜の場合は人数もおらず、本番対応など気の毒だが絶対無理な現実。
４階建てエレベータ無しでも、患者は階段を使い部屋に．．．これでは助けようも無い。

とにかく火事を出さない徹底した予防保全、事前点検しかない。電気で言えば24時間絶縁監視装置を付けていない保安管理など、やっていないと同じ。漏電ブレーカある等と簡単に考えてはならない。