eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

活線メガー入力検証(再掲)

2010年10月21日 | eつれづれ
無停電定期点検で電灯低圧回路を活線メガーで測定、この表示の数値をエクセルで計算してみると、この配線等が持っているIc分(対地静電容量成分電流)の静電容量は0.04μFとなる。
活線メガー値の0.04MΩ表示はエクセル計算と一致している。
Igr(対地抵抗分電流)が1mAにならないと電灯メガーの規定値0.1MΩにはならない。
活線メガー測定は交流透過があり演算してC分除去を行うのだが、中々Igr=Ior1mAの表示は困難だ。Io=合成電流よりIc(対地静電容量成分電流)をカットしたのが絶縁抵抗計(直流)の値となる。よって活線メガーは角度θを割り出しIgr(対地抵抗分電流)を求めている。

実際の活線メガー測定表示の数値をエクセルに入力して絶縁抵抗値0.04MΩは一致している。

零相電圧Vо整定値より高くなる

2010年10月21日 | eつれづれ
これは逆に整定値より大きな電圧を印加しないと動作しない例。
方向性SOG制御装置試験のVoトラブルこれは接地抵抗増大が原因とある。
(PAS-SOG制御装置間の距離が離れている場合で特にまだ、経験は無し)

零相電圧5%整定、Vo=190V試験器より印加した時、Y1-Y2に発生する電圧は約50mV(380mV)とある。
mVレベルなので外部の誘導を受けやすいのは容易に推察出来る(シールド線を使用)。
色々なケースが考えられるので後は教科書等には当然、無い現場の経験を積んで想定内外共、対処出来る様に研鑽しイッパシの技術者となる様に頑張って下さい。
こちらは上り、下り、第3の坂...まさかの坂も、遠くになったボランティア保安管理の土方電気ヤでした。




零相電圧Vо規定低下で動作

2010年10月21日 | eつれづれ
関東の電気管理技術者の投稿例だが零相電圧試験で規定値より低い電圧で動作するとの事例。通常、対地電圧6600/√3=3810V*5%(3810*0.05)=190V±25%の範囲で動作するが今回は50V以下で動作したとある。前日のもらい事故と思った...直ぐ投入ドカーン、仮に零相電圧Vо低く動作、零相電流他より被っても方向性SOGは、もう1つの要素の位相範囲を見ているので通常は誤作動しない見解。ただ配電線側の間欠電圧ショック等の影響で回路がバカをおこし誤作動する場合がある...完璧なもの等、神様でも作った物以外無いと思えば納得←実にアバウト感覚。

ただ、イマイチ、チラ読みで申し訳無いがY1外して測定(試験??)したらOK...。コンデンサ型零相電圧検出装置(ZPD)の出力Y1を外せば方向性SOG制御装置に入力が入らず試験そのものが出来ないのでは...幾ら試験器よりT端子に電圧(190V)印加しても...Y1出力のmVを電子電圧計で測定したのか??。キリが無くテーマが出てくる様なのでボランティアはこの辺で×、別のテーマにしましょう。
以上、経験だけで中身無し全くアテにならない土方電気ヤでした。